学部横断ゼミブログ

2014.07.15
他者評価
ブログ投稿者:学部横断型課題解決プロジェクト運営チーム 伊藤普子
7月12日(土)は、チームメンバー間で他者評価を行いました。
各メンバーが本授業を通して最も伸ばすことができたと思う能力(社会人基礎力)をチームで話し合います。いくつかの能力が候補に挙がる中で一つに絞っていく話し合いを通して、活動の振り返りをしてもらいたいというねらいがあります。丁寧に振り返り、他者の視点を通して自分やチームについて理解を深めていきます
また今回の授業では、最後のキャリアコンサルタントとの面談がありました。プロの視点でどのような成長があったのか、学生たちに気付きを与えてくれます。
今回の授業後の学生の日記を紹介します。
「私は今回この横断ゼミで、社会人基礎力というのは「人との関わりの中で必要な能力」であるということに気付いた。だからこの能力は必ずしも社会人だけに必要というわけではない。現に今私たち学生が向上させようとしていたのだから間違いはないだろう。人と関わりを持つという点で私は、横断ゼミはメンバーと仲良くなることが一番のポイントなのではないかと思った。実際、ほぼ初対面で始まったフェーズ1での話し合いは事務的で、人見知りである私は言いたいことがすんなり言えない状況だったのが、フェーズ2になり皆とだんだん打ち解けてきて、最後の週には皆で作業をするのが楽しくなり、思いついたことは何でも口に出すようになっていたのである。これは、社会人基礎力が伸びたのではなく、単にメンバー同士が仲良くなったからだと私は思う。仲良くなることで発言しやすい環境を無意識に皆が作り上げていたのである。ここで私は社会人基礎力を向上させる上で大事なのは、まず人とどう関わっていくか、どう関係を深めていくかなのではないかと気づいた。そして社会人基礎力は自覚して向上させていくものだとも気づいたのである。つまり、今の段階では私は課題発見力があるのだということを自覚したにすぎず、それを向上させるのはこれからの自分の頑張り次第ということである」
3ヵ月の活動の中、「チームの中での自分の立ち位置」はどうだったのでしょうか。いつも「当事者意識」を持って活動に取り組めたでしょうか。
最後の土曜日合同授業では、ただ「CSR報告書が作れて良かった」で終わるのではなく、どのような変化が自分の中であったのかしっかり見つめることを大切にしています。