学部横断ゼミブログ

2014.07.08

最終報告会

ブログ投稿者:学部横断型課題解決プロジェクト運営チーム 伊藤普子

20140705しのはら

7月5日(土)梅雨空の中、2014年度前期の最終報告会が開催されました。

「より良いものを発表したい」という学生の熱意と、「最後まであきらめずに挑戦してほしい」という教員の思いから、当日も練習を行ってから本番を迎えました。

授業後の日記では「このチームで良かった」、そんな言葉が多く見られていました。しかしどこかの時点で、今回の経験から何を得て、今後違う場面に遭遇したときにどう応用し、再現するか整理する必要があります。今回の成果をどう学生たちが意味付けするかが大切になってきます。

学生の日記を紹介します。

「振り返ると、4月からの3か月があっという間だったような気もしますが、自分を含め、メンバーの一人一人が大きく成長した3か月だったのでそう考えると長い3か月だったのかなぁ、とも思います。3か月を振り返ると、フェーズ1では少人数での作業で、内容もはっきりしていたのであまり悩むことなくスムーズに中間報告に臨むことができました。苦労したし、思い出にも残ったのはやはりフェーズ2でした。1つのものを1から作り出すことは思っていた以上に大変なことで、日々不安と格闘していました。(中略)。予想以上に苦労はあったものの、みんなで協力して1つのものを作り上げたという達成感はかけがえのない経験になりました。これからの課題としては「計画力」を伸ばすことだと思っています。3か月という短い期間でしたが、とても充実していてこれまでの人生の中でも価値ある3か月でした。報告後のコメントでも言いましたが、ここまでできたのは一緒に頑張ってきたのがこのメンバーだったからだと思います。みんな本当にありがとう。」

 

「この授業を振り返ってみて、初めは少人数のグループで発言することもためらいがちだった私だが、何回もグループディスカッションを行ったことで、徐々に人前で話すことに恐怖心がなくなっていたことが自分自身でも分かる。昔から人前で話すことに躊躇しがちだった私が、ここまで成長できるとは自分でも思っていなかった。「発信力」はだいぶ身に付いたのではないかと思う。しかし、「発信力」だけではない。毎週の膨大な課題の量をこなすうちに、「計画力」や「課題発見力」など、いかに時間を有意義に使えるかという能力も身につけられたのではないかと思う。けれど、この授業で得られた一番の成果は社会人基礎力ではなく、チーム一丸となってCSR報告書の作成に取り掛かり、課題提供企業とこの授業を通して関われたことだと思う。授業自体はまだ終わっていないが、本当にいい経験ができたと思っている。この経験を糧にして、これから先の人生を乗り越えていきたい」

 

授業は残すところあと2回になりました。これまでの活動の振り返りに充てていきます。

 

最後になりましたが、最終報告会のためにご来校いただきましたしのはらプレスサービス株式会社、株式会社スズキプレシオン、株式会社ダイワハイテックス、東成エレクトロビーム株式会社のご担当者の皆様にこの場をおかりしてお礼申し上げます。