学部横断ゼミブログ

2014.06.26
フェーズ2④・・・初心に返る
ブログ投稿者:学部横断型課題解決プロジェクト運営チーム 伊藤普子

永田社会学部教授は授業後の日記に「頑張って調べたことも、いろんなひとの意見を聞くなかで、あっちによろよろ、こっちによろよろするなかで、捨ててしまうことが起きます。特に、最後に聞いた意見が巨大なものに見えてしまうことがあるのです。そうしたとき、ところで、そもそも、自分は何に対して面白いと思ったのか、振り返ることが大事です。初心に返るとでも言うのでしょうか」と書いてありました。
この授業も残りわずかになってきています。授業開始から今までに至る中で、担当企業について「いいな」「素敵なことだな」と思ったことがたくさんあったと思います。その思いを伝える作業がCSR報告書を作成する作業につながります。もう一度初心に立ち返り、担当企業に向き合うことが求められているようです。

授業後の学生の日記を紹介します。
「ドラフトに関しては先生方にかなりの量の修正すべき点を指摘された。たしかに、一番言いたいところのバックボーンがあまりにも弱く、これはかなり重大な問題だ。根本的なところまで指摘され、気を落とすかもしれないが、個人的には一週間前までちゃんと議論を進められなかったチーム状況を振り返るとかなり進歩したのではないかと思っている。また各学部、特に人文学部の言いたかったことを引き出せていないのは問題だった。チームで「うまく」を意識しすぎたあまり、学部の色を出し切れていなかったので、もっと主張すべき点は強く言い合っていかないといけない。この経験と先生方のアドバイスを最大限に生かし頑張っていきたい」
「大人数の会議では話はどんどん進んでいく。これは決して悪いことではない。しかしその中でいかに個人の小さな意見を拾っていけるか、そしてその小さな意見にどれだけ反応をみんなが返せるかでチームとしての力は試されるのではないだろうか。多数決で会議を進めるチームではなく、一つの意見に全員が耳を傾け考えるチームでありたい」
