学部横断ゼミブログ

2014.06.26

フェーズ2④・・・初心に返る

ブログ投稿者:学部横断型課題解決プロジェクト運営チーム 伊藤普子

20140623スズキプレシオン
6月23日(月)2時限目と3時限目に授業が行われました。今回は、7月5日の最終報告会で提示するCSR報告書のドラフトを教員に提出しました。教員からは「何について伝えたいのか全体像が見えてこない」「フェーズ1で調査したことが反映されていない」「企業への考察が薄い」「ページごとのつながりが見えない」など、各チームともに厳しい指摘を受けていました。来週の授業では7月5日のプレ発表を教員の前で行いますが、CSR報告書の軸がしっかり固まらないと発表内容もまとまらないため、CSR報告書は今週中に再提出になりました。

永田社会学部教授は授業後の日記に「頑張って調べたことも、いろんなひとの意見を聞くなかで、あっちによろよろ、こっちによろよろするなかで、捨ててしまうことが起きます。特に、最後に聞いた意見が巨大なものに見えてしまうことがあるのです。そうしたとき、ところで、そもそも、自分は何に対して面白いと思ったのか、振り返ることが大事です。初心に返るとでも言うのでしょうか」と書いてありました。

 

この授業も残りわずかになってきています。授業開始から今までに至る中で、担当企業について「いいな」「素敵なことだな」と思ったことがたくさんあったと思います。その思いを伝える作業がCSR報告書を作成する作業につながります。もう一度初心に立ち返り、担当企業に向き合うことが求められているようです。

20140623ダイワハイテックス

授業後の学生の日記を紹介します。

「ドラフトに関しては先生方にかなりの量の修正すべき点を指摘された。たしかに、一番言いたいところのバックボーンがあまりにも弱く、これはかなり重大な問題だ。根本的なところまで指摘され、気を落とすかもしれないが、個人的には一週間前までちゃんと議論を進められなかったチーム状況を振り返るとかなり進歩したのではないかと思っている。また各学部、特に人文学部の言いたかったことを引き出せていないのは問題だった。チームで「うまく」を意識しすぎたあまり、学部の色を出し切れていなかったので、もっと主張すべき点は強く言い合っていかないといけない。この経験と先生方のアドバイスを最大限に生かし頑張っていきたい」

 

「大人数の会議では話はどんどん進んでいく。これは決して悪いことではない。しかしその中でいかに個人の小さな意見を拾っていけるか、そしてその小さな意見にどれだけ反応をみんなが返せるかでチームとしての力は試されるのではないだろうか。多数決で会議を進めるチームではなく、一つの意見に全員が耳を傾け考えるチームでありたい」

20140623東成エレクトロビーム
7月5日(土)の最終報告会はパワーポイントで発表する報告内容も大切ですが、プレゼンテーションの目玉はCSR報告書です。今回の授業で教員からたくさんの指摘を受けましたが、全員で協力してCSR報告書を完成させてもらいたいと思います。

<前期「学部横断型課題解決プロジェクト」最終報告会のご案内>

7月5日(土) 14時~17時(入退場自由・予約不要>

詳細はこちらからご確認ください。