学部横断ゼミブログ

2014.06.11

フェーズ2②・・・大人数の壁

ブログ投稿者:学部横断型課題解決プロジェクト運営チーム 伊藤 普子

20140609しのはら

6月9日(月)2時限目と3時限目に授業が行われました。

 

フェーズ2に入り2回目の授業でしたが、論点を明確にしないまま議論しているチームもありました。全体のコンセプト、構成要素を話しあっていかなければ、作業は前進しません。時々教員からアドバイスが入りながらの授業となりました。

20140609スズキプレシオン
議論する場においてもどうしても<話しすぎる人>と<話せない人>が出てきて、大人数での議論の壁にぶつかっているようです。「いい物を作成したい」という思いが、チームメンバーとの対話を引き出すと思います。今回の数人の教員の日記では、会議の進め方やチームでの議論についてどうしたらいいのかのアドバイスが書かれていました。それを受けて次回の授業ではどのような議論が展開されるか楽しみです。
20140609ダイワハイテックス

授業後の学生の日記を紹介します。

「授業内ではうまく話し合いが進まず、学部別に分かれての作業になりました。しかし先生のアドバイスで、まだ個別で話し合う段階まで至っていないことが分かりました。私たちは、何をどのように伝えたいか、という大きな軸となる部分を全員で話し合う必要がありました。そこで、人文学部から皆に呼びかけて、もう一度全員で話し合うことになりました。情報を整理するためにまず、ブレインストーミングを行いました。フェーズ1でも同じことをしましたが、出てきた言葉は人文学部だけでやった時と全然違い、どれも的確で大切なことばかりでした。しかし分類分けをしているところで授業が終了してしまい、やはり時間が無いことを実感しました。授業内では目に見えて前に進んだ訳ではありませんでしたが、軸を築くことの大切さに気づけただけでも大きな進歩だと思いました。授業後には、全員で伝えたいことや、全体の流れを決めました。話の核を決めるというプレッシャーからか、始めは無言になってしまう時間が多かったように感じました。しかし皆口を開けば沢山の良いアイディアが出てきました。また、今まで自分の考えなかった視点からの意見もあり、三学部集まった力はとても強いのだと実感しました。皆良い意見を持っているのに無言の時間ができてしまうのは勿体無いので、これからは率先して意見を言うなど、意見を出しやすい雰囲気を作って行きたいと思います」

まだまだ前進できないもどかしさを感じている中、学生たちはどう乗り越えていくのでしょうか。チームメンバーとの協働作業を楽しみながら進めていってほしいと思います。