学部横断ゼミブログ

2013.12.05
フェーズ2④・・・変化
ブログ投稿者:学部横断型課題解決プロジェクト運営チーム 伊藤普子

12月2日(月)の2時限目と3時限目に授業が行われました。
来週の授業では教員にCSR報告書のドラフトを提出することになっています。
具体的にどのようなCSRの活動を報告書としてまとめていくのか、これからが正念場です。
本授業の目的の一つとして、「異なる専門性・価値観をもつ複数の学部の学生同士がひとつの課題に向けて取り組むことで、同一学部内のゼミでは経験したことのない種類のチームワーク、リーダーシップ、自己管理力を育成する」ことがあげられます。
チームで限られた期限の中で成果物を仕上げていくために、いかに効果的に作業をすすめていくかを考えていきます。そこで様々な壁にぶつかっているようです。

学生の日記を紹介します。
「この授業内の時間というのは貴重な時間であるということは皆が自覚していると思うし、その分話もどんどんと進んでいく。そうすると大人数の中での個人の意見が埋もれていってしまう。そのように感じてしまう私は、なんとなく意見を述べることをあきらめてしまうことが多々あった。しかし、このときにいつも頭によぎる言葉があった。それは、キャリアコンサルタントの方がおっしゃっていた「傾聴力は質問力」という言葉。大人数の場において意見を投げかけることで相手にどのように思われるのかが怖いと言った私におっしゃった言葉である。話を聞くことも大事、だけどそこから更に進んで、感じたことを、言い方を「質問」という形に変えて投げかけることができたらいいね、と。確かに、大人数の中での一個人の意見などは、時として埋もれ、内容に反映されてない、と感じてしまうときもある。しかし、少なからずその意見を誰かが聞いていて、わずかながらもそこから影響を受けた意見をチームに投げかけることだってある。グループワークは多数決ではなく、個人がそれぞれに影響しあって意見を織り成す作業なのだ。このように改めて考えたのが今回の授業であった。授業も残すところあと2回、直接的に「役に立つ」意見ではなく、間接的でも「影響し得る」意見を出す場なのだと意識しながら臨みたい」

チーム活動をどうやっていけばうまくいくのか。協働作業の中で学んで生きます。
チーム活動では、分業することも多くなってきますが、自分一人で分担することにはきちんと責任をもちつつ、全員が全体のことを考える必要があります。別々のことをやっているようで、そこにはチームワークが重要になってくるのです。
今まで自分の作業だけで精一杯だった学生も、だんだんとチームメンバーと過ごす時間が多くなるにつれ、チーム全体への目配りができるようになってきている、そんな<変化>が感じられます。