学部横断ゼミブログ

2013.11.21

フェーズ2②・・・面倒なことにも

ブログ投稿者:学部横断型課題解決プロジェクト運営チーム 伊藤普子

20131118月2NCD-2

11月18日(月)の2時限目と3時限目に授業が行われました。

フェーズ2になって2回目の授業でした。担当企業のCRS報告書をどのように作ればいいのか、もがき苦しんでいる様子が見られました。この授業では教員は学生に何をするべきか指示は出しません。学生たちが自分たちで主体的に行動し、それを見守ります。そして軌道修正が必要だと感じたときに、授業中や授業後の日記でアドバイスしていきます。

20131118月3日本コントロール
いつも教員は「CSR報告書で何を伝えたいのか」ということをチーム全員がしっかりと共有していくことが大切だと言います。今回の授業でも、CSR報告書に何を盛り込むか目次を決めていこうとしていたチームに教員から「コンセプトは決まったのか?」と指摘されていたチームがありました。「何を伝えたいか」がしっかりしていないものは、情報の寄せ集めにしかなりません。フェーズ1で集めた各学部の情報はたくさんあります。その中からコンセプトを見つけ出すことは「面倒」なくらい大変な作業かもしれません。ただ、「面倒」な作業を無視していたら、いいものはできないということはフェーズ1での活動でも感じたのではないでしょうか。
20131118月2OCE

高橋経済学部教授の日記には「あと1か月後には、40分間という長いプレゼンテーションをしなければならない。そのプレゼンテーションの基礎になる報告書も作成しなければならないとなると、当然、あせる気持は出てきます。そして、このあせってしまう気持ちが、チームが一つに成るプロセスの邪魔をすることが多いようです。あせるということは、結果を早急に求めるということです。考えるよりも、とにかく動く、作業することを優先するようになって、その結果、雑なものを作ってしまう」と書いてありました。

手間をおしまずに、自分達の「伝えたい」ものを議論して探してほしいと思います。

これからの活動において、お互い歩みよることが大切になってきます。「私はリーダーではないから、一歩ひいている」「これは自分がやらなくても誰かがやってくれる」、「話しづらい雰囲気だから今回はやめておこう」そういった他責主義の考えでいては、チームはうまくいきません。最終報告会まであと1ヶ月。悔いのない発表をするために、「面倒」なことにも立ち向かってほしいと思います。