学部横断ゼミブログ

2013.07.09
フェーズ2⑥・・・知と実践の融合
ブログ投稿者:学部横断型課題解決プロジェクト運営チーム 伊藤普子

7月8日(月)2時限目と3時限目に、授業が行われました。
今回は、本授業を以前履修した4年生をゲストスピーカーに招き、「三学部横断ゼミの経験をその後の活動にどう生かしたのか」というテーマで就職活動をメインに話してもらいました。
4年生たちが本授業を履修して感じたことは、「自分自身の強みや弱みを知ることができた」「自分の力を知る機会になった」「自分だけでするには限界があることを知った」など様々です。この授業では、SNSの活動日記、キャリアコンサルタントの面談、各種評価ツールの活用などを実施し、生涯学習力につながっていく「正確な自己評価」能力の育成を目指しています。自分自身を知るということは、ゼミ活動やアルバイト、部活、就職活動などさまざまな状況において、効果の高い活動に挑めるようになります。4年生たちの冷静に自分自身をみつめ、就職活動を終えた様子を聞き、本授業での学びを実践していることが分かりました。

授業後の日記で真保晶子人文学部助教が「大学の学問は実社会で何の役にも立たないとよくいわれるが、結局はすべてつながっているのではないかと思う。本や資料を読んで、そこから何かを見つけ出す、自分の視点を論理立てて実証する、授業で話し合ったり、アイデアを出し合って、自分だけでは気が付かなかった新しい視点を他人から発見することは、仕事を含めて、生きていく上で不可欠なのだから。」と書いてありました。
本学の基本理念は「知と実践の融合」です。自ら調べ自ら考えた「知」を社会に応用し、さらに「実践」からの還元を受けて「知」を深めるという好循環を目指しています。本授業では、学んだ「知」を生かしながら、次に学生たちのそれぞれの場で「実践」していくことを望んでいます。今回の4年生の発表を聞いて、それぞれが自分の考えを持ち、しっかりとした足取りで進んでいることを実感しました。
今回履修生した学生たちも、最終報告会の余韻にひたるのではなく、今回の経験から何を得て、今後違う舞台でも応用し、再現するためにどうその成果を意味付けするかを考えて、次につなげてほしいと思います。