学部横断ゼミブログ

2012.12.04

フェーズ2④・・・当事者になる

ブログ投稿者:学部横断型課題解決プロジェクト運営チーム 伊藤普子

フェーズ2④・・・当事者になる01

12月3日(月)2時限目と3時限目に授業が行われました。

12月15日(土)に発表するCSR報告書の原案を教員に提出し、確認してもらうチームもありました。まだまだ完成までにはブラッシュアップが必要のようです。

 

活動も佳境に入ってきた現在、どれだけの学生が「当事者」として参加しているのでしょうか。以前この授業を担当していた教員が「今まで当事者になったことがない人が多いことに驚いた」ということを日記に書いていたことがあります。「誰かが決めてくれる」と、「決断」する責任を向けられてこなかったということです。

 

活動が進んでくると、履修生の中でも活動への温度差が出てきます。当事者として活動している人は作業を進めていくために決断をせまられます。そしてどんどん消耗していき、最終的にはやる気がOFFになってしまうことも多くありません。

フェーズ2④・・・当事者になる02
ある学生が今回の日記にこのように書いていました。
「私はチームが先週に比べて一体感もモチベーションも非常に下がっていることを感じていました。報告書の内容に入ったため、チームを三つに分け、それぞれ作業を進めていましたが、一人一人が全く他のチームの状況を把握していませんでした。また同じチーム内でも互いの進行状況を把握しておらず、チーム内で積極的に取り仕切る連絡係もおらず、このままでは危険であるという危機感を感じていました。しかしその疑問を真剣に感じている人はそんなにおらず、私は何人かの チームメイトに相談しましたが、「別に問題ない」「それほど深刻でもないと思う」という反応が返ってきて、私はそのことに非常にガッカリしました。それがきっかけで私は「だったら私もそれでいい。私が積極的に働きかけたところで、チームの雰囲気が悪くなるだけ。私はもう干渉しない」とある種の自暴自棄な考えが浮かび、「もう放っておこう」なんて考えてしまいました。私の様子を心配してくれたチームメイトが、励ましの言葉をくれました。「でもそんな考えじゃ状況は改善しないよ」「じゃあもっと集まろう」との言葉をもらいました。私は学部横断に疲れていたのかもしれませんが、そんな言葉が眩しく感じ、元気をもらいました。それと同時に自分はなんて冷たい人間になってしまったのだろうとショックを受けました。チーム活動において、諦めるなんて思考が、どれほどチームをダメにしてしまうのか、私はよく知っています。そんな人間が一人でもいたら、チームの士気事態が下がってしまうのです」
フェーズ2④・・・当事者になる03

活動に当事者として頑張っている人は、考え、疑問に思い、今するべきことに本気でぶつかっていきます。その中いろいろなことを感じ、成長していきます。ぜひ遠慮せずに「当事者」になり、意見をぶつけ合ってほしいと思います。自分の言葉に責任を持つことの大変さ、大切さを学んでほしいのです。

 

来週の授業はいよいよ12月15日最終報告会のプレ発表となります。