学部横断ゼミブログ

2012.07.25
フェーズ2⑦・・・2012年度前期最終授業
ブログ投稿者:学部横断型課題解決プロジェクト運営チーム 伊藤普子

7月23日(月)は2012年度前期の最終授業でした。
今回は、月曜2時限と3時限の両授業とも、本授業を履修したことのある4年生にゲストスピーカーとして参加してもらいました。それぞれに「三学部横断ゼミで 学んだこと。また経験をその後の学生生活や就職活動にどのように生かすことができたのか」について、話してもらいました。
計6名の4年生に話してもらいましたが、就職活動を通して、さらに成長した姿を見せてくれました。
印象的だったのは、どの学生も「人と人とのつながり」を大切にしていることです。ある学生は「人に頼る時間をおしまないでほしい」と後輩たちにアドバイスしていました。就職活動中は一人での活動が多くなるため、どうしても視野が狭くなりがちですが、6人ともキャリア支援センターのスタッフや友人・先輩などたくさんの人に会い話すことで、自分自身に冷静に向きあうことができたようでした。

また、本授業では「チーム」で一つ(CSR報告書の作成)の課題を解決する取り組みをさせていますが、チーム活動を通して「自分にできることは何なのか。このチームに必要なことは何なのか」を頭におきながら行動することができるようになり、就職活動のグループディスカッションでは大いに役立ったと話してくれ ました。
授業を終えて「満足した」「心に何かひっかかる」など、学生それぞれ三学部横断ゼミに対する捉え方は違いますが、結果にとらわれずに学んだことを生かしながら前に進んでほしいと思います。
今回も企業様には学生たちの活動を寛大な心で見守っていただきながら、さまざまなご協力をいただきました。この場をお借りして、コトブキシーティング株式会社、新日本ビルサービス株式会社、東亜化学工業株式会社の皆様にお礼申し上げます。

「先輩の経験のお話を聞かせていただいて感じたことは、人とのつながりが大切になってくるということだ。人に頼るのは苦手である。すごく仲のいい友達でも申し 訳なくて頼まない。それも自分の内面に関することなんてとんでもない。先生に分からないことを聞きに行くようなタイプでもないし、人付き合いは最低限。苦手な人にあったら他人のフリをして過ごす。エンジョイしている大学生を尻目にバイトばっかりのドライな大学生活であった。しかしこの3ヶ月で、普段の私には考えられないほどの仲間、相談できる先生方を手に入れた。一人でできることの限界も知った。普通 の友達よりも自分のことを知っていて、気軽に相談できる人がこんなにいるなんて幸せなことだと思う。この人的資源を生かさないなんてもったいない。みんなでつらいときは支えあう。ずっと仲良くいられる関係をこのメンバーとは続けていきたい。(中略)。魔法がとけて戻ったといっても、今普段のゼミで、グ ループワークでチームの方向性を考えて話したりまとめたりしている。アルバイトでも、今まで気づかなかった部分に気づけたり、自分にできることを増やそうと商品の包装を教わったりしている。あれ? 終わってからも良く考えると積極的に物事に取り組んでいる。 せっかく身につけた主体性は生かされているようだ。良かった。「今やっていることを一生懸命やって」いこうと思う。」