学部横断ゼミブログ

2012.06.12

フェーズ2②・・・議論すること

フェーズ2②・・・議論すること01
6月11日(月)2時限と3時限に授業が行われました。
フェーズ2では三学部の学生が1チームになり、議論をしていくわけですが、思った以上に学部の壁が厚く、思ったように進行していかないようです。議論することが「苦痛」になっているのではと感じさせる表情の学生もいました。
 
議論しているうちに時々、横道に逸れることがあります。発言した言葉ひとつで揚げ足をとられることもあります。議論する雰囲気がだんだん悪くなり、「発言」する勇気がなくなります。発言できなくなると授業に参加すること自体が苦痛になり、ただ参加しているだけになります。
 
議論についていくには、情報の整理を事前にしておくことも必要です。フェーズ1から各学部で調べてきた情報を生かすためにも、一人一人が各学部の調査内容を理解すること、そうすることで「いい議論」が生まれると思います。結論を急ぐばかりで、大切な基本(フェーズ1での調査)忘れているような気がします。 そして、議論しやすい雰囲気づくりも大切です。お互いを尊重しあい、楽しめる空間です。
フェーズ2②・・・議論すること02
ある学生は今回の授業後の日記にこう書いてありました。
「議論をするとき、自分の意見を出すだけにとどまらず、それを起点として全員を巻き込んでいくことが出来れば、チームが回り出すと思う。もしこの「発言ができていない人」に気づいた人がいたら、その人たちを悪者にせずに、黙っている人たちにもどう思うか、なにか気になることはないか問いかけてみて欲しい。「議論の中心に必要なのは発信力のあるリーダーではなくて議論の目標や着地点なのではないか。」そう考えると全員が主体性を持って全員がリーダーになることができると思う」
フェーズ2②・・・議論すること03
フェーズ2での課題は、担当企業のCSR報告書をチームで作り上げ、冊子にまとめ、発表することです。大切なのは「何を伝えたいか」です。そして伝えたいものが決まってくれば、自ずと伝えたい形が決まってくると思います。
 
「議論」することはゼミの醍醐味。苦痛である議論が楽しさに変わったとき、始めて「チーム」が一つとなることができるのでしょう。発表まであと1ヶ月——。議論する楽しさを感じられるようになれるでしょうか。