学部横断ゼミブログ

2012.06.07
フェーズ2①・・・三学部横断チームスタート
ブログ投稿者:学部横断型課題解決プロジェクト運営チーム 伊藤普子

6月4日(月)の2時限、3時限と授業が行われました。
中間発表会が終わり、いよいよこのゼミの特長である「三学部横断チーム」にての活動がスタートしました。
この授業の醍醐味は「チーム作業」を味わえることです。学部ごとのフェーズ1でもチーム作業でしたが、学部ごとのチームは4~6人と少人数のチーム編成です。フェーズ2では三学部合わせて14人~16人という大人数での作業となります。そのチームの中で「自分は何ができるのか。何をするべきなのか」といった状況を把握できる力をぜひ養ってほしいと思っています。
チームというのは決してリーダーの先導だけで成り立っているわけではありませ ん。大切なことは、一人一人が置かれた立場や能力に応じて、チームがうまく機能するように、それぞれの役割を担うことだと思います。目立つのがリーダーだけのチームだとしたら、それはチームとはいえません。地味な役回りである作業もチームに必要なのだということをぜひ分かってほしいと思います。

フェーズ2からは大人数での討論となります。はじめてのことに、どの学生も戸惑いながらの授業でした。
ある学生は日記にこんなことを書いていました。
「今回の話し合いで気がついたのは、誰かが発言した時、誰かしら納得できない表情の人がいる、ということだ。だからと言って必ずしも反論をするわけでもない。 そんな状態だった。全員が納得の表情をしていたシーンは、今回ほとんどなかったように思う。15人もいれば、全員の考えを一致させることは本当に難しいことだと思う。けれど、その難しさを乗り越えなければこのゼミの成功は無いと思う。1人でも違う意見の人がいれば、通り過ぎずにきちんと耳を傾け、その 新しい意見についてみんなで考え直していく。そうやって全員の考えをすり合わせてこそ、良い報告書ができるのではないか」
