学部横断ゼミブログ

2012.05.29

フェーズ1⑦・・・表現する力

ブログ投稿者:学部横断型課題解決プロジェクト運営チーム 伊藤普子

フェーズ1⑦…表現する力01

5月28日(月)2時限と3時限に授業が行われました。

今 回の授業では6月2日の中間発表会に向けて、教員を前にプレ発表を行いました。この11週間、どのチームも何度も集まり、SNS上でも意見を出し合って頑 張っていましたが、発表できる段階までにはまだまだこれから修正が必要です。教員から「もっと改善できるはず」と叱咤激励がどのチームにもとんでいまし た。

「伝えたいことは何か。伝えるとはどういうことか」——。ある学生の日記の書き出しはこうありました。今までは必死に課題に向き合ってきて調査をすすめてきましたが、まとめの段階に入り、相手に伝えるための表現の難しさをどのチームも感じているようです。

フェーズ1⑦…表現する力02
月曜3時限担当の村山人文学部助教は日記で学生たちに次のように呼びかけていました。
「「何を伝えたいのか?」が明確に表現できていないと、情報の寄せ集めにしかならないということです。そして、どんなに伝えたいことがあっても、それを効果的に表現できていないと、がんばって考えぬいたことも、正確には伝わりません。伝える内容を吟味するだけではなく、それを表現する「方法」も考慮しないと、他 者にはきちんと伝わらないのです。自分と他人は、異なる存在だからこそ、理解してもらうには丁寧に分かりやすく、説明していく必要があります。どうすれば 伝わりやすいものになるのか?その時に常に念頭におくのが、他者の視点です。伝わりにくいプレゼンは、他者の視点で考えるということが欠落している場合が 多いです。自分にとっては理解していて当たり前のことも、他者にとっては全く知らない場合もあります。まずは、伝える相手は誰なのか?を具体的にイメージ してみると、良いかもしれません。」
フェーズ1⑦…表現する力03
中間発表会の課題は、経済学部は「企業活動の実態」を多角的に分析し、人文学部は「企業風土」を探り、社会学部は「CSRの概念」となります。各学部の専門性を生かしながら、相手の心に響く発表をどう表現するのか、あと数日頑張ってほしいと思います。