学部横断ゼミブログ

2012.05.15

フェーズ1⑤・・・地道な努力

ブログ投稿者:教育GP推進チーム 伊藤普子

フェーズ1⑤・・・地道な努力

5月14日(月)2時限と3時限に授業が行われました。6月2日の中間発表会に向けて、まだまだエンジンがかからないチームも多く、教員からプロジェクトの 進行の遅れを指摘されているチームもありました。そろそろスピードを出していかないと、満足した形でゴールできないこともありえます。チーム一丸となって、自分達の発表ができるようにしっかりと課題に向き合ってほしいと思います。

課題を調査していくときに、目立つことばかりしたがる学生 もいます。また、地味で表面にはなかなか出てこない調査でも、チームや担当企業のことを考えて頑張って取り組む学生もいます。授業を終える段階になると、 後者の学生のほうは、学力面でも精神面でもしっかりとしたものを身につけてくれます。目立たないことでも一生懸命こなすことができる、そういう地道な努力 が大切であることに気付いてほしいと思っています。

フェーズ1⑤・・・地道な努力02
すべては、中間発表会でのプレゼンテーションに出てきます。パフォーマンスばかり気にしたり、早く仕上げることばかり気にしていては、全く中身のない発表になってしまいます。今回、多くのチームが教員から「発表全体をとおして何がいいたいか、軸を定めるように」という指摘がありました。「軸」が決まらないの に、発表をまとめようとしても、それは聴衆を納得させる発表にはつながりません。もっと議論をぶつけあい、情報がたりなければ地道に調べる努力をすることが大切です。情報収集もインターネットだけでなく、本やフィールドワークなど、さまざまな角度からしてみると、新たな発見も出てきます。
フェーズ1⑤・・・地道な努力03

今回、月曜3時限の人文学部の授業では、まず<ブレインストーミング>で担当する企業の企業風土を思いつくままにポストイットに書き込む作業を行いました。 その4原則は、1.批判は禁止、2.自由奔放、3.質より量、4.連想と結合——。その後、<KJ法>で書き込んだポストイットを同じグループにまとめていきました。そこで情報収集量が少ないことを身をもって実感したり、担当企業に対する理解がより深まったりと、作業を通して現状を整理し、今後何をしてい くべきか考えることができたようです。こういった地道な作業を通して、少しずつ自分達の与えられた課題解決の糸口が見えてくるのです。

中間発表会を前に教員にプレ発表をするのは、5月28日です。自分達の伝えたいことが何かを探すことはできるでしょうか。