学部横断ゼミブログ

2012.04.24
フェーズ1③・・・個別授業スタート
ブログ投稿者:教育GP推進チーム 伊藤普子

4月23日(月)2時限と3時限に授業が行われました。前回まで、プロジェクトの仕組みや社会人基礎力の説明など授業の仕組みや理念を中心にガイダンスを行いました。なかなか複雑な仕組みのこの授業については実際にやってみないと分からない点も多いと思いますが、配布した授業の『ガイドブック』や『社会人基 礎力アドバイスシート』を何度も読み返し、いつも「自分は今何をしているのか」を意識してほしいと思います。
今回の授業から各学部に分かれての授業がスタートしました。6月2日の中間発表会まで、経済学部は「企業活動の実態」を多角的に分析し、人文学部は「企業風土」を探り、社会学部は 「CSRの概念」を把握していきます。今まで学んできた各学部の専門性を生かしながら、フェーズ2での三学部横断での課題「担当企業のCSR報告書の作 成」に繋がるようにまとめあげなければなりません。議論しひとつの結果としてまとめあげることは、並大抵なことではありません。一人で頑張ってもチームの 作品にはなりません。メンバーの一人一人の個性を生かしながら、チームの個性あふれる発表までに持っていけるようになるには、自分は「何ができるのか」 を考えて活動してほしいと思います。

まだまだ授業は始まったばかりですが、中間発表会までは1ヶ月しかありません。「だれかがやるだろう」と思っていては、何も始まりません。自分のできる行動 を考え、周りの状況もしっかり把握することが大切になってきます。ある学生が日記についてこんなことを書いていました。
「今回の日記を読んでいて印象に残った点は人文学部の人の日記への質を求める姿勢について。良いところ意外にも互いを指摘しあい向上しあっていくという姿勢は素晴らしいし、個人の意思や個性がはっきりあって人文の特色なのだろうとメンバーと話していた。そういう視点もあるのだなと学んだ。そこから日記について考えていたのだが、私は日記を読む姿勢もすごく大切だなと感じた。日記は文字だけの媒体ゆえ○○君の日記にもあったようにニュアンスやトーンはあまり伝わらない。その分相互の関係性が重要になってくる。発信する側の言い回しはもちろん大切だが、受け取る側の気持ちも関係してくる。実際に、私は上記のように気持ちの変化が起きた。媒体は違うが傾聴力にも関連づくし、質を高めるという上で何よりも大切なことだと感じた。今日から学部別に分かれて講義を行って いるので、他学部の人の考えや思考に触れられるのは、ほぼSNSを通した日記のみに限定されてくる。これをしっかり頭の中にいれ、全員の日記を楽しみの 1つとしてしっかり拝読し、自分の考えを伝えながらコミュニケーションをとっていけたらなと考えている」
一人一人が「チームのために」そして、ご協力いただいている「企業のために」を意識しながら課題に取り組むことに期待しています。