学部横断ゼミブログ

2011.10.27

フェーズ1⑥・・・個人からチームへ

ブログ投稿者:教育GP推進チーム 伊藤 普子

フェーズ1⑥・・・個人からチームへ01

10月24日(月)と25日(火)に授業が行われました。
そろそろ中間発表会に向けてどんな内容を企業様に発表するのか、それぞれの学部の課題のまとめに入らなければいけません。

ある学部では教員から「この発表におけるチームの売りは何か?」と聞かれて、学生たちは答えることができず、悔しい思いをしたようです。また、ある学部では「オリジナリティーを出す」ことの大切さを教員が語っていました。

チームでの売りやオリジナリティーを出すためには、チームでしっかりと議論していく必要があります。しかし「チームづくり」がまだまだというチームもあれば、一歩踏み出せたと感じさせてくれるチームも出てきました。

フェーズ1⑥・・・個人からチームへ02

フェー ズ1では同じ学部のメンバーとのチームですが、同じ学部でも一人ひとり物事のとらえ方が違います。議論しているように見えて、実は意見の主張をしているだ けで、その意見に対する人の考えを聞こうとしなかったり、意見について掘り下げる議論をしていないチームもあります。意見を言うことだけで満足している学 生、人の意見に流されて「違う」と言えない学生などさまざまです。

議論できているチームは、お互いのことを知ろうと努力をしています。また、授業までの準備も怠っていません。自分でできることは調べ、SNSを上手に使って、チームのメンバーとの情報を共有することができています。そして教員や他の学生の日記を読むことで、今の状況やこの先進むべき方向を確認しています。

フェーズ1⑥・・・個人からチームへ03

ある学生は授業後の日記にこう書いてありました。
「私はこれまでを振り返ってみて日記は自分のことしか書いていないし、あまりほかの人の日記を読んでそれについてどう考えたのかを書いていませんでした。このゼミで大切なことは、事実をただ調べて述べるのではなくて、どう考えたか、なぜそう思ったのかが大事だと改めて気づきました。発表の際も事実を述べるだけでは、企業様が課題を与えて下さった意味がありません。事実を分析し、どう考えたのか、またなぜそう思ったのかという結論に至るまでの過程が大事なのだから。人文学部の方の日記の中で「相手を知らなければ可能性は狭いまま」とありました。相手のことを理解していなければどのように考えているのか、感じているのかを知ることはできません。今からでも遅くはないと思うのでチームの絆をつくり、このグループの「らしさ」を大切にしていきたいと思いました」。

この学生が書いていたように、「相手を知る」ということが大切で、相手の言葉をしっかり受け止めていくことが、「チームづくり」では必要なのです。「個人からチームへ」とある学生が日記のタイトルにつけていました。「チーム」ということが意識できれば、11月12日の中間発表会に向けて「チームづくり」ができれば、きっとオリジナリティーあふれた発表ができるでしょう。