学部横断ゼミブログ

2011.07.20
2011年度前期最後の授業
ブログ投稿者:教育GP推進チーム 伊藤 普子
7月16日(土)は合同授業でした。そして前期の最後の授業となりました。
最後の合同授業は、「他己評価」と「キャリアコンサルタントとの面談」でした。
授業では、企業から<CSR報告書の作成>という課題をいただき、学内発表会でその成果を発表しますが、発表会だけで授業が終わってしまっては、お祭り騒ぎで終わってしまいます。この授業では、最後に学生一人ひとりが自分の成長を他のメンバーに評価してもらうことで、もう一度自己を振り返り、新たな自分を発 見できる仕組みになっています。
また、3か月というこの授業期間において、学生たちはチームのメンバーとの意見の食い違いなどから起こる 「つまずき」を訴えていました。そのつまずきに対して、プロのキャリアコンサルタントが認めアドバイスすることによって、学生たちの不安や悩みに明りを灯し、自信を与えてくれたようです。
村山人文学部助教の日記には今回の授業での<他己評価>を振り返って「大切なのは、物事を一面的に捉えたり、二項対立的に捉えるのではなく、そこから抜けだす視点を獲得することです。既存の枠組みや良い悪いといった二項対立を飛び越えた先に、自分なりの視点や自分の言葉が生まれるのだと思います。」と書いてありました。この授業では、自分とは違う視点を持つ人がいることを知ることができました。そして固定された幅の狭い考え方から抜け出す視点を獲得できた学生は、その未来をも広げることができます。
最後に学生の日記を紹介します。
「キャリアコンサルタントの方と話ができた事は自分にとって大きな分岐点になった。初回の面談でゼミや資格の勉強との両立について相談した時に、『横断ゼミに全力で取り組む事は資格を取ることと同等の価値がある』という話をしていただいた事で、横断ゼミに全力を注ぐことができたと思うし、自分の大きな成長に繋がったのだと思う。3ヶ月前の日記で、自分は12の社会人基礎力すべてに課題があると書いている。今、横断ゼミを終えて全ての社会人基礎力が成長したと自信を持って言える。自分の長所に気づくこともできたし、自分の短所にも気づくこともできた。そして改善に向けて努力することもできた。すべてはチームの仲間、先生方がいたからこそできた事だと思う。私にとって、横断ゼミを一言で表すと…『経験』。すべてが新鮮で、刺激的で、かけがえのない経験だった。」
3月の震災があり、授業スタートも遅れ、タイトなスケジュールでしたが、企業様のご協力があってこそ、なんとか授業を終えることができました。本当にありがとうございました。学生の多くの日記にも課題を提供いただいた企業担当者様への<感謝>の気持ちが書かれていましたが、<感謝する>ことの大切さを改めて感じた2011年度前期授業でした。
最後の合同授業は、「他己評価」と「キャリアコンサルタントとの面談」でした。
授業では、企業から<CSR報告書の作成>という課題をいただき、学内発表会でその成果を発表しますが、発表会だけで授業が終わってしまっては、お祭り騒ぎで終わってしまいます。この授業では、最後に学生一人ひとりが自分の成長を他のメンバーに評価してもらうことで、もう一度自己を振り返り、新たな自分を発 見できる仕組みになっています。
また、3か月というこの授業期間において、学生たちはチームのメンバーとの意見の食い違いなどから起こる 「つまずき」を訴えていました。そのつまずきに対して、プロのキャリアコンサルタントが認めアドバイスすることによって、学生たちの不安や悩みに明りを灯し、自信を与えてくれたようです。
村山人文学部助教の日記には今回の授業での<他己評価>を振り返って「大切なのは、物事を一面的に捉えたり、二項対立的に捉えるのではなく、そこから抜けだす視点を獲得することです。既存の枠組みや良い悪いといった二項対立を飛び越えた先に、自分なりの視点や自分の言葉が生まれるのだと思います。」と書いてありました。この授業では、自分とは違う視点を持つ人がいることを知ることができました。そして固定された幅の狭い考え方から抜け出す視点を獲得できた学生は、その未来をも広げることができます。
最後に学生の日記を紹介します。
「キャリアコンサルタントの方と話ができた事は自分にとって大きな分岐点になった。初回の面談でゼミや資格の勉強との両立について相談した時に、『横断ゼミに全力で取り組む事は資格を取ることと同等の価値がある』という話をしていただいた事で、横断ゼミに全力を注ぐことができたと思うし、自分の大きな成長に繋がったのだと思う。3ヶ月前の日記で、自分は12の社会人基礎力すべてに課題があると書いている。今、横断ゼミを終えて全ての社会人基礎力が成長したと自信を持って言える。自分の長所に気づくこともできたし、自分の短所にも気づくこともできた。そして改善に向けて努力することもできた。すべてはチームの仲間、先生方がいたからこそできた事だと思う。私にとって、横断ゼミを一言で表すと…『経験』。すべてが新鮮で、刺激的で、かけがえのない経験だった。」
3月の震災があり、授業スタートも遅れ、タイトなスケジュールでしたが、企業様のご協力があってこそ、なんとか授業を終えることができました。本当にありがとうございました。学生の多くの日記にも課題を提供いただいた企業担当者様への<感謝>の気持ちが書かれていましたが、<感謝する>ことの大切さを改めて感じた2011年度前期授業でした。