学部横断ゼミブログ

2011.06.15
フェーズ2②・・・殻をやぶる勇気
ブログ投稿者:教育GP推進チーム 伊藤普子

6月13日、14日に授業が行われました。
まだまだチームにとまどいが感じられます。7月9日の学内発表会まで1ヶ月をきったあせりから、軸が決まらないままに進んでしまい、教員から指摘をうけていたチームもありました。自分たちしかできないCSR報告書を作成することは、本当に難しいと思います。納得できる内容にするために、腹を割って話し合うことが大切ですが、なかなか難しいようです。
傍目から見ていると、チームに参加できているか、参加しようとしているかどうかが目で分かります。発言していなくても、議論を傾聴している目は輝いています。チーム全員の目が輝くにはどうしたらいいのでしょう?教員たちはどの段階でアドバイスを言うべきか悩みながら授業は進んでいきます。

昨年この授業を履修していた学生が「普段であれば話もしなかった子もチームにはいたけれど、実際話してみるととてもおもしろかった」と教えてくれたことがあります。自分の価値観に合う、合わないだけで、チームから引いてしまったりすることは本当に残念でなりません。この機会だからこそ自分の殻をやぶり、自分でも合わないと感じる人でもぜひどんどん話してほしいと思います。
「チームの状態が停滞している」と感じている学生も多いようです。「こうしなくちゃだめ」「どうやったら自分をよく見せられるか」と自己欲のことばかり考えていると自分の殻から出ることはできません。自分の殻を破ることは勇気のいることですが、今までとは違った経験ができる三学部横断ゼミではそれができるチャンスがあると思います。この授業の中で何人の学生が自分の殻をやぶることができるでしょうか。
今週は企業訪問をさせていただくチームもあり、お忙しい中対応してくださる課題提供企業の担当者の皆様には、本当に感謝でいっぱいです。さまざまな人に支えられていることを学生たちにも感じてもらい、ぜひ学内発表会では満足する発表をしてほしいと思います。