学部横断ゼミブログ

2011.06.07

2011年度前期中間発表会

ブログ投稿者:教育GP推進チーム 伊藤普子

2011年度前期中間発表会01

6月4日(土)に課題提供企業4社をお迎えして、中間発表会を開催しました。

授業開始後、各学部の専門性を生かして、経済学部は企業分析、人文学部はCIを手がかりに企業文化を探り、社会学部はCSRの概念を調査してきました。
今回の中間発表会では、各学部・担当チーム別に15分という短い時間で発表し、課題提供企業の担当者様たちからは、「1ヶ月という短い時間の中、ここまでよくまとめた」という感想をいただきました。

情報があふれる現代で、必要なものとそうでないものを見分ける力が必要となります。稲増助教の日記に「情報が溢れている現代では、CSRに限らず、大抵のことはインターネットで少し調べれば、なんとなく理解して、それらしくしゃべることができます。逆に言えば、「それ以上のもの」を付け加えられて初めて、他者にとって聞く価値のある内容となるわけです。就職活動においても、社会人になってからも「それ以上のもの」を語れるかどうかが武器となりますから、講義やゼミに対してただ受け身で取り組むのは勿体無いですよ」とありました。

この授業では、受け身では成り立ちません。「どうして?」「これでいいのか?」と課題に対して貪欲に挑んでいかなければ、「それ以上のもの」を企業様に提案できないのです。それには、やはりチームワークが必要となります。

ある学生は、「今回、フェーズ1を通して“チーム”としての大切さを改めて強く感じた。みんながチームのことを考え、チームの人の話をよく聞き、そのうえで自分の意見を発言することが出来ていたと思う。自分が引っ張って、自分の意見が正解で、自分が思うようになればいいと思っている人がいるのなら、一人で勝手に勉強していればいい。この横断ゼミはそんなものではないと思う。ホームランを打つだけが全てじゃなくて、結果には必ず犠牲バントや盗塁など必要な役割がたくさんある。」と書いてありました。いいチームでフェーズ1を終えられたことは、彼らのこれからの可能性を感じます。

2011年度前期中間発表会02

午後にはフェーズ2がスタートしました。
フェーズ1と同じように、さまざま壁があるとは思いますが、フェーズ1で一度乗り越えられたのだから、次は少し壁の高さが低くなっているかもしれません。

7月9日の学内発表会での報告が今から楽しみです。