学部横断ゼミブログ

2010.11.01
第6回・・・答えは一つではない
ブログ投稿者:教育GP推進チーム 伊藤普子

10月26日(火)と11月1日(月)に第6回授業が行われました。
学生たちはだんだん疲労が見えてきています。横断ゼミ・学部のゼミ・アルバイト・部活・そして今週の白雉祭——。どれも中途半端に終わらないようにしてほしいと思います。
授業中のほとんどの時間は、学生たち「話し合い」に費やします。もちろん話し合いの内容は、中間発表会にむけて課題をどう結論づけて発表するかです。

「今の学生ははじめに答えを知りたがる」という話しを聞きます。大学受験までの勉強が一つの答えを回答していくことの訓練です。「答えは一つ」という固定観念がここで生まれるのでしょうか?今回の課題の答えは、教員でもわかりません。どういうふうにまとめて発表するのか、それは学生自らがその答えを見つけ出さなくてはいけません。その方向性が正しいかどうか、そこを確認していくのが教員の役割です。
「生みの苦しさ」を味わい、「創造すること」のすばらしさを知る。苦しみのあとには必ず何かが見えてくるものだと思います。ある学生が「授業の前の日は憂鬱だ」と言っていたようです。今は「苦しみ」の段階です。そこからどう抜け出すのかがポイントです。笠原助教が日記に「調べたことが次につながり、更にチームで共有していくことで、情報が点から線、線から面へと広がっていくように感じられると思います」と書いていました。やはりチームワークにかかってくるのだと思います。

来週の土曜日はいよいよ中間発表会。課題提供企業様の前でどんな発表ができるでしょうか?これから中間発表会の追い込みがはじまります。体調管理だけは気をつけてほしいと思います。