学部横断ゼミブログ

2010.10.19
第4回目授業・・・時間との兼ね合い
ブログ投稿者:教育GP推進チーム 伊藤普子

10月12日(火)、18日(月)に第4回授業が行われました。
社会学部のあるチームで「本当はやりたくないけれど分業するしかない」と学生が言っていたそうです。稲増助教はその学生の意見に「チームを分けることで、お互いの理解度に差が出たり、一つに合わせた時に、まとまらないといった事態に陥る危険性があります。また、社会人基礎力の観点からも、少人数の作業に終始してしまえば、せっかくのチームで働く力を高める機会を失うかもしれないという問題があります。そういう意味では、分業を「本当はやりたくない」という考え方は、とても大切です。」と日記に書いてありました。

学生たちが中間発表会に向けて課題に対して調査しまとめていくには、短い期間しか与えられていません。社会に出てからも短期間の間にまとめて、顧客や上司の前でプレゼンするということもあると思います。村山助教も授業中、学生たちに「時間との兼ね合いをどうつけていくかがポイントです」と呼びかけていました。
一人でやる作業であれば自分だけで解決することも、グループワークでは、そうもいきません。調査もグループで分業すれば終わりではなく、それを発表し、話し合い、まとめあげる。そこには、時間とパワーが必要です。
もしかしたら「自分でやれば早いからやってしまえ」とチームを無視した行動に出る人もいるかもしれません。しかし、一人ひとりのバラバラなものをただ発表するだけでは、その発表に対するチームの「息吹」が感じられないと思うのです。
