学部横断ゼミブログ

2010.05.31
第6回授業・・・いよいよ第2フェーズスタート
ブログ投稿者:教育GP推進チーム 伊藤 普子

今週の授業から、学部横断チームが本格的にスタートしました。
第2フェーズからコモンルームを利用しての授業となります。
電子黒板という最新兵器(?)も登場しました。また、司会進行・議事録作成・黒板書記の3名の役回りを毎回変えるというルールがありますので、それぞれが役を経験していくことになります。
学部横断がスムーズにいったところ、まだまだ学部ごとになってしまっているところ、さまざまでした。教員たちは基本的に見守るのみです。進行の方法からすべてが学生たちにまかされます。企業であれば、プロジェクトリーダーがいて、その指示の元に会議も進行していくのでしょうが、横断ゼミの場合、みんな学生という同じ立場というのが難しいところです。

高橋教授の日記には「それぞれの専門を生かすことは忘れてほしくないのですが、新しいチームになったのだということを常に念頭に置いて7月3日に向けて進んでほしいと思っています。新しいチームには「学部」はありません。いろいろな進め方があると思いますが、「個人的には」これは「経済学部」これは「人文学部」そしてこれは「社会学部」といった分業体制になってほしくない。新しいチームでは、学部を超えた新しい分業体制が生まれることを期待しています。」と書いてありました。
学生たちがどういう分業体制にしていくのか、彼らの手腕が問われます。

横断チームになって、学生たちの戸惑いが感じられます。自分の立ち位置が定まらず、不安に感じることがあるようです。ある学生が「恥をかく勇気」というタイトルで日記を書いていました。その中に「恥をかくことに捕らわれていたら、自分の成長やアイディアを溝に捨てているのと同じなのではないか。」とありました。
意見を言うとき「自分の意見が正しくないかもしれない」と思って、発言できないということは誰でもある経験だと思います。発言して恥ずかしい思いをすることもあるかもしれません。でも一歩勇気を出して発言することで、発言しなかったときより数倍自分のためになっていると感じることもあるはずです。
ためらわずに自分の意見を発信できる勇気を1人ひとり持つことで、さらにチームワークが高まるのではと期待しています。