学部横断ゼミブログ

2010.05.25
第2回合同授業・・・中間発表会
ブログ投稿者:教育GP推進チーム 伊藤 普子

5月22日から、月曜日・火曜日の授業ごとにわかれて中間発表会が行われました。
今回は学部別・担当チーム別の発表となります。
15分という短い時間の中で、各課題の分析結果を企業様の前で発表しました。企業様からは厳しいコメントあり、お褒めのコメントあり、すべてのコメントを学生たちは真摯に受け止めていました。

どのチームも最後の1週間、毎日集まり、修正して発表するパワーポイントを作りこんでいくという作業でした。自分たちの発表しようとしている視点が違うことに気づき、一から練り直したチームもありました。作業している間にチームワークがさらに芽生え、すごい頑張りを見せていました。
発表を成功させることも一つの目的ですが、このプロジェクトはそれまでのプロセスを大切にしています。最優先課題の一つが「学生の人間的成長」にあり、<社会人基礎力>という経済産業省の指標を基準に学生たちに自分の長所・短所を意識させながら、活動させています。
発表後の午後からは企業チームごとの学部横断型チームの話し合いに。今まで、4人~7人という学部のチームだったのが、16人~17人という大所帯になり、人数の多さに戸惑いを感じた学生も多かったようです。
学部横断チームの質疑応答では各学部の発表内容に対して鋭い指摘が飛び交い、対立する場面もあったようです。しかし「批判」は「非難」にもなりがちです。ある学生がSNSの日記に書いてありました。
「「良い批判や指摘」とはどのようなものでしょうか。たとえば、他人の発表の粗や詰めが甘い部分を見つけ出し、隅々まで鋭く批判を加えてねじ伏せる。これは良い批判と言えるでしょうか。相手の悪い部分を指摘しあうというのは、お互いがレベルアップしていくためには重要なことです。しかし、批判を加えただけでは良い批判とは言えません。「建設的批判」という言葉があります。建設的批判とは、批判だけではなく「この部分は、こうするともっと良くなる」というように、相手に改善点を提示することです。建設的批判をすることで、お互いが気分を害することなく良い議論が出来ます。」
これから第2フェーズは各担当企業様のCSR報告書の作成が課題となります。グループ1人ひとりの意見を全部入れることは難しいものです。たくさんの議論が必要になります。そのとき、自分の発言一つ一つに責任を持ってもらいたい、そのためにはよく考えてから発言することも意識してほしいのです。良い議論になるにはどうしたらいいのか、1人1人が考えてくれるといいなと思っています。