リベラルアーツ&サイエンス教育ブログ

2021.09.08
- 武蔵One Point自然観察
ユリノキとスズメバチ (Now武蔵の自然 No-49)
ブログ投稿者:基礎教育センター 教授 丸橋珠樹
ユリノキは、春過ぎの武蔵に咲く花の代表です。8号館3階の空中庭園と教授研究棟との間に咲きます。通称空中庭園から見ると意外な近さです。地面を歩いていると咲いているのに気がつくことはありませんし、花の盛りでもよい香りがするわけでもありません。大きな花びらが落ちているのに気が付いてもせっかくの観察のチャンスは終わっています。8号館ピロティーのデジタル掲示板に、今月の武蔵の花といったページがあると良いかもしれません。

ちょうど連休の頃ですが、花が咲いたので写真を撮ろうと望遠レンズで覗くと大きな蜂、スズメバチが1頭だけ飛び回っていました。花には多量の蜜が出るのでそれを目当てにきていたのでしょうか?ちょうど雨上がりだったので、薄まったとはいえ、花蜜が花底に溜まっていたのかもと想像しています。晴れた日の花では、いつも、虫が来ないなあ、蜜蜂も来ないなあと思っていた花だったので意外でした。
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写真02:胸にたくさんの花粉をつけたスズメバチ。撮影日時 : 2021:05:02 14:21:05 -
写真03:スズメバチと比べると分かる通り、大きな花で真ん中にめしべが、その回りに多くのおしべが配置されている。撮影日時 : 2021:05:02 14:20:44
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写真04:花蜜は一番の花底にあるので、花弁とおしべとの隙間に頭を突っ込んでいました。撮影日時 : 2021:05:02 14:21:00 -
写真05:左に見えているのが昨年の果実の一部で、今年に伸びた新枝先に今年の花が咲いていた。撮影日時 : 2021:05:02 14:19:52