リベラルアーツ&サイエンス教育ブログ

2021.04.06
- 武蔵One Point自然観察
通学路千川通の八重桜 (Now 武蔵の自然 No-35)
ブログ投稿者:基礎教育センター 教授 丸橋珠樹
卒業式、入学式も過ぎて、4月5日からはガイダンスです。多くの学生さんが集っています。その賑わいに相応しいのは春の花です。花弁が5枚の桜は一重、沢山の花弁がぎっしりと詰まった八重桜もあります。八重桜は染井吉野に比べて1から2週間遅く咲く遅咲きの品種で、花の期間も比較的長い。伊勢大輔「いにしへの 奈良の都の 八重桜 けふ九重に にほひぬるかな」とあるように長く日本人の生物季節に組み込まれています。

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写真02:おしべが花弁に変わった品種、八重桜。撮影日時:2021:04:03 12:05:00 -
写真03:大学正門前の千川通八重桜。通りには染井吉野と八重桜が混ぜて植樹してある。撮影日時:2021:04:04 08:07:27 -
写真04:地下鉄大江戸線から入る高中正門にも八重桜が1本。撮影日時:2021:04:06 07:59:34
春は花盛りですが、大学への道で、蜜源植物は?といつも写真に撮っています。なかなか蜜蜂が蜜を採取している姿には出会えませんが、色のコントラストの美しさについ撮影してしまいます。パンジーの仲間でしょうが、人が選び抜いた品種でしょうが、人為選択の強さに驚きます。それぞれの花の種類は具体的にはわかりませんが春の色を楽しんでください。皆さんも大学に通う道筋で出会った花アルバムを作ってみてはいかがでしょうか?東京も多くの人のお陰で色彩豊かな花の都になっていくのでしょうか?