リベラルアーツ&サイエンス教育ブログ

2020.01.21

  • 国東農業研修

食体験と懇親会 吉田朱音(2019年実習-08)

農業研修を終えて、私たちは長廣さん宅で昼食をごちそうになった。昼食は、からあげやとり天、ねぎのかき揚げなどたくさんの食事を用意してくださった。とくに、長廣さんの家で育てているねぎを使ったかき揚げは絶品だった。さくさくとした衣と小ねぎがマッチしていて、しょうゆをつけて食べるとまた違った楽しみ方ができる料理だった。また、ツルムラサキのおひたしをいただいた。ツルムラサキと呼ばれる葉は食べると小松菜とほうれん草の間のような食感がした。おひたしや胡麻和えにするのがおすすめらしい。汁物はナスのそうめんだった。ナスを細切りにして片栗粉をまぶしてお湯に通すと麺のようにつるっとした食感になる。さわやかで夏らしい料理だった。とても美味しく、母の味を感じられるような食事だった。食事の準備から片付けまでありがとうございました。

 

14時半ごろからは、まずうどん作りをした。初めて私は製麺機を見た。最初は小麦粉と水、塩をこねた。私たちではなかなかまとまらず長廣さんが仕上げをしてくれた。その後生地を丸めて一人一人製麺機で生地を伸ばしていく。初めてのことでみんな戸惑っていたがとても楽しかった。長廣さんは小学生のころからうどんを自分で作っていたという。それが家族の中での自分の役割だったそうだ。自分が小学生の頃は公園で毎日遊んでいたので全く違う人生だと思った。その後伸ばした生地を機械の反対側を利用して細く切っていく。これがすごく楽しい。麺が均一に切れていくのをついまじまじと見てしまった。

 

次にねぎ餃子を作った。ねぎを細かく輪切りし、シーチキンとごま油を混ぜて餃子の皮で包んだ。包むのには苦戦したが、みんな包むのに集中していた。その後長廣さんの奥さんに揚げ餃子にしてもらい夜の懇親会でおいしくいただいた。ジューシーな餡とパリパリの皮の相性がぴったりで懇親会でも好評だった。最後によもぎ餅を作った。みんなで臼と杵を使って餅をついた。小学校以来でやり方を忘れてしまっていたが、みんなで「よいしょ!」という掛け声をかけながら餅をつき、とても盛り上がった。ついたよもぎ餅で粒あんを包みこみ丸める。つきたての餅はやはりもちもちしていて、よもぎの風味もふんわりと感じられた。

 

夜は国東市長である三河明史さんや市役所の方々、地元の方々に長廣さんの家に集まっていただき懇親会が開催された。懇親会では長廣さんの御挨拶や三河市長の御挨拶を経て、私たち研修生が一人ひとり農業研修2日目を終えての感想を述べた。それぞれの参加動機や国東に来てから感じたことを聞く機会にもなり、その夜からさらに5人の絆が深まったと思う。経験を積んだ方のお話は面白く、自分のためになるものばかりだった。懇親会ではイノシシ肉やサザエ、梨、スイカなどたくさんご用意していただいた。みなさんとのお話はあっという間でした。素敵な時間をありがとうございました。

  • 昼食の写真 いなり寿司やそうめんなどたくさん用意してくださった。撮影日時: 2019:09:03 12:59:13
  • よもぎまんじゅうを皆で作っている よもぎ餅を広げ中に餡を入れる。撮影日時: 2019:09:03 16:40:33
  • 最後まで残って記念撮影に御一緒したのは、政策企画課課長原田須恵宏さん、国東市武蔵総合支所長美登浩之さん、今年の担当政策企画課企画係長藤本啓二さん、武蔵大学の先輩岩武恒希さん、ぶどう研修先の都留さんと長廣さんの御家族でした。撮影日時: 2019:09:03 22:44:09
  • 水加減と塩加減が一番重要とうどん作りの手ほどきを受ける。撮影日時: 2019:09:03 14:47:31
  • 昔はどの家庭でも持っていたうどん作りの道具、延ばすと切るを一つの器械できる優れもの。撮影日時: 2019:09:03 14:59:12
  • 薪のかまどに釜でうどんを茹であがる指導をしてくださった四丸さん。撮影日時: 2019:09:03 15:26:41
  • 長廣さんの息子さん夫妻も手助けしてくださって、お餅の丸め方、あんこ餅の包み方を教わった。撮影日時: 2019:09:03 16:40:10
  • 懇親会の様子 様々な人とお話しすることができました。とてもお忙しい中、交流会に参加してくださった三河市長さんからの挨拶。撮影日時: 2019:09:03 18:47:25