リベラルアーツ&サイエンス教育ブログ

2019.03.19
- 国東農業研修
食体験 木村渉吾(2018年実習-09)
長廣さんのお家でお昼ご飯を食べた後は、夜の交流会に向けて支度を始める。私たちは協力して、揚げ餃子作りをした。長廣さんの畑でとれた大分味一ねぎを細かく切り、ツナと混ぜて餃子の具とした。餃子の皮に包み終わってみると、完璧に整ったものも、崩れたものも、形はばらばらである。
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午後からの食体験に備えて、昼食体験?長廣さん方の心づくしのご馳走。撮影日時: 2018:09:03 12:40:55 -
つまみながら、自分たちで包んだねぎ餃子を揚げていく。撮影日時: 2018:09:03 14:24:30
倉庫の奥から、一人で持てないくらい重い石臼が引っ張り出されてきた。私たちは、最近ではあまり体験できない餅つきまでさせてもらえた。出来立てのお米が臼の上でつかれて形を変形させていく。私たちも、交代で杵を持った。杵も意外に重くて力が入りにくい。長廣さんの「よいしょ!」の掛け声に合わせて杵を振り下ろす。臼に張り付いたお餅をはがそうとする手まで叩いてしまいそうでひやひやした。お餅になるまで搗いて完成である。あんこに包んでお団子にしたが、手はお餅でべとべとになってしまった。
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腰の入った杵つきはさすがに年季の入った熟練の技。撮影日時: 2018:09:03 15:04:56 -
先端の重たい杵を振り上げると、身体ごともっていかれそうになる。撮影日時: 2018:09:03 14:42:39
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春に準備したゆでた蓬を餅に加えているところ。撮影日時: 2018:09:03 15:01:05 -
ひねり出すようにしてお餅を丸め、餡を包み込むのは本当に難しい。撮影日時: 2018:09:03 15:11:45
ほかにも牛乳豆腐という料理を作る過程も見させてもらった。鍋に入れた牛乳を沸騰するまで熱する。そこにお酢を3滴ほど加えてかき混ぜると、牛乳が豆腐のように固まっていく。液体が個体に変わる瞬間はとても不思議な様子であった。固まったものを笊にあけて完成である。作り方を学んだので自分の家でも試してみたい。私たちは、楽しんで料理を体験することができた。みんなで協力して作った料理には、他ではできない特別なおいしさがある。
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牛乳豆腐は食感も豆腐のようである。撮影日時: 2018:09:03 15:32:36 -
出来あがった牛乳豆腐をザルに開けて、早速試食。撮影日時: 2018:09:03 15:36:18