リベラルアーツ&サイエンス教育ブログ

2019.03.19
- 国東農業研修
からあげ花ちゃん「大分からあげ文化」 渡部杏子(2018年実習-03)

大分空港近くの里の駅むさしで集合した後、丸橋先生から今回の研修内容の説明を受け、からあげ花ちゃんという唐揚げ屋に行った。唐揚げ屋といってもコンテナを改装して店にした形で店主と客の距離が近いアットホームな印象を受けた。大分では鶏肉の消費量が多く、花ちゃんのように唐揚げのみを扱っている店が多くある。
ここでは、店主である花木展洋さんにお話を伺った。この店は店主である花木さんが体の調子を悪くして、このままでいいのかと人生を見つめ直したことがきっかけで前職を辞め、始めたそうだ。今年の7月で開店20周年を迎え、8月には来客者数が35万人に達したそうで、店の中には1万人ごとに来客の写真が飾られている。
この店では注文を受けてから揚げるので出来立てを食べることができる。注文は電話で受け付けており、10分前の注文も可能になっている。電話で注文して店で受け取るというスタイルがあまり体験したことがなく新鮮だった。メニューとしては骨なし、ぶつ切、手羽先、なんこつなどがある。私たちもいただいたが、食べ応えがあり美味しかった。味付けは最初の客層である子供や女性を意識した唐辛子少なめの優しい味になっている。人気メニューは年々変化しており、昔はぶつ切が8割で骨なしなどが2割だったが、今では逆になったため食べる部位が偏り、鶏一羽すべてを消費する形ではなくなっているようだ。
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手羽先など丸一匹をからあげで食べる食文化を学んで欲しい。撮影日時: 2018:09:02 10:34:42 -
花ちゃんでからあげ食文化の真髄を味わう。撮影日時: 2018:09:02 10:34:30

この店では唐揚げをおかずとしてではなくおやつとして購入される方が多いようで、子供がコンビニではなくうちを選んでくれるのがうれしいと感じるそうだ。客との距離が近い分、仕事で得られるやりがいが大きい仕事だと思った。