リベラルアーツ&サイエンス教育ブログ

2017.09.19
- 国東農業研修
2016年国東研修(15)農家民宿おふじ
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初日の夕食。写真を見ただけでも当時の記憶が鮮明に思い起こされる。どれも本当に美味しかった。撮影日時: 2016:09:03 19:18:23 -
河野さんご夫妻は、「からあげ花ちゃん」のからあげを、お店の名前は聞いたことがあったが食べたことはなかったという。撮影日時: 2016:09:04 19:00:10

また、こっぽ酒という竹筒に入ったお酒も見せてもらいました。未成年だったので飲むことはできませんでしたが、注いでいる時に立てる音はとても趣を感じさせるもので、是非飲んでみたかったなと悔しい思いをしました。
夕食の途中では、詩吟の名手で大会では上位に入った経歴もあるとお伺いしていた忠臣さんに詩吟を聞かせていただきました。詩吟が始まった瞬間、場の空気が大きく変わったのが分かりました。ピリッと張り詰めるような、でも聞いていて心地よい。そんな力強い歌声が振動になって身体に伝わってきました。それは学生のみんなも同じだったようで、忠臣さんの詩吟が終わると目を輝かせて感動していました。
食事中ご夫妻には色々なお話をしていただきました。おふじには私たち以外にも小中学生や外国人、更には芸能人で私たちが知っているような人など、本当に色々な人が訪れていました。中にはちょっとしたトラブルが起きてしまったこともあったけれど、それでも毎年毎年おふじに人を迎え入れているのだそうです。そんなご夫妻が惜しみなく注いでくれた愛情のお返しに、食事をした居間のいたるところにここを訪れた人たちの色紙が飾ってありました。私がおふじに足を踏み入れてすぐ視界に入ったのがこの大量の色紙たちで、目にした途端に安心感を覚え、「ここでの生活は絶対に楽しいものになるな」と一人胸を躍らせていました。宿帳も見せていただいたのですが、そこではより詳しく、おふじを訪れた人々の思いの丈が綴られていて、勿論私たちも書きました。

二日間という短い間でしたが、とても充実した時間を過ごすことができました。できることならもう少し滞在していたかったです。そんな場を提供してくださった農家民宿おふじの河野さんご夫妻と次女さん。本当にありがとうございました。お世話になりました。