リベラルアーツ&サイエンス教育ブログ

2016.04.11
- 国東農業研修
2015年国東研修(19)船板昔ばなしの家
研修最終日の昼食は、安心院で農家民宿「舟板昔ばなしの家」で中山ミヤ子さんのお料理をいただいた。囲炉裏をぐるりと囲み、やさしい電球の明かりと自然光に照らされながら、皆で食事と会話を楽しんだ。「とりめしにぎり」や、シカ肉のロースト、シシ肉の汁物、イワシの煮付け、そして「ミトリ」という煮崩れしにくく色が付きやすい性質をもつ豆が入った釜炊きのお赤飯など、どれも絶品だが心をほっとさせてくれるような料理だった。
-
山の幸と美味しい野菜を素材とした美味しい昼食をいただきながら、中山ミヤ子さんの人生哲学を傾聴。撮影日時: 2015:09:05 14:03:44 -
船板昔ばなしの家には囲炉裏が切ってある落ち着いたリビングとダイニングで中山ミヤ子さんが魔法のように料理を仕上げていく。撮影日時: 2015:09:05 13:56:02
ミヤ子さんは民宿を始めグリーンツーリズムで訪れる方々を受け入れて今年で20年目になるという。「内装は20年前からそのままです。民宿を始めた時期と囲炉裏を作った時期がちょうど同じだったから、(囲炉裏を)お客さんにも喜んでもらえました。」とにこやかにおっしゃっていた。また、民宿を始めて2年目の年にはドイツでグリーンツーリズムの研修に参加されたそうで、ドイツのグリーンツーリズム参加の家では、夫は農業、妻はグリーンツーリズムの受け入れ主をするというふうに分業をしていることを知ったという。ミヤ子さんは帰国してから夫婦で分業することを話し合ったそうだ。そしてミヤ子さんは民宿の運営とグリーンツーリズムの受け入れを中心に生活することに決めたという。「私は私でやる。(夫婦で)お互いに世話を焼かんようにしています。」と、ミヤ子さんはおっしゃっていた。
-
船板昔ばなしの家中山ミヤ子さんを囲んで記念撮影。撮影日時: 2015:09:05 15:01:43 -
船板昔ばなしの家はまるで農家博物館。撮影日時: 2015:09:05 15:02:48