リベラルアーツ&サイエンス教育ブログ

2016.03.10
- 国東農業研修
2015年国東研修(14)富貴寺、元宮磨崖など文化財見学
富貴寺の見学をしました。宇佐神宮の官職が、自分が極楽浄土に行くために作ったと言われているのが「富貴寺」です。この大堂は九州最古の和様建築物だそうです。萱の木一本でこのお寺を作ったと言われ、もしその通りなら、樹齢500年以上の木であるという話でした。一見正方形に見える建物ですが、正面は柱が四本(柱間三間)に対し、奥行きは柱が五本(柱間四間)で長方形の建物です。この大堂の中央には阿弥陀如来像が安置されています。阿弥陀如来像の正面に座ると、ちょうど阿弥陀如来と目が合うようになっています。
建物内部には極楽浄土の世界を描いた壁画があり、今は風化してかすれてしまっているのですが、極彩色で描かれていたそうです。うっすらと淡く色が残っているところもあって、本当にそうだったのだとイメージできました。
第二次世界大戦時には爆撃をうけ、阿弥陀如来の背面に位置する壁が吹き飛ばされたそうで、しばらくは直せなかったそうです。特別保護文化財になったのは明治のことで、子供の遊び場になったり、集会場として使われていたこともあったとか。今では国宝として保護されています。
建物内部には極楽浄土の世界を描いた壁画があり、今は風化してかすれてしまっているのですが、極彩色で描かれていたそうです。うっすらと淡く色が残っているところもあって、本当にそうだったのだとイメージできました。
第二次世界大戦時には爆撃をうけ、阿弥陀如来の背面に位置する壁が吹き飛ばされたそうで、しばらくは直せなかったそうです。特別保護文化財になったのは明治のことで、子供の遊び場になったり、集会場として使われていたこともあったとか。今では国宝として保護されています。
-
富貴寺の本堂の阿弥陀仏を前にお寺についてお話を聞く。撮影日時: 2015:09:04 14:49:46 -
元宮磨崖仏は、右から毘沙門天、こんがら童子、不動明王、持国天、声聞形尊像となっている。撮影日時: 2015:09:04 15:13:35 -
持ち去られたが戻ってきた佛を優しく見つめる河野先生。撮影日時: 2015:09:04 15:16:30
引き続き河野了先生とご一緒に元宮磨崖仏(もとみやまがいぶつ)と真木大堂を巡った。まずは元宮磨崖仏を訪れた。磨崖仏とは岩壁に直接彫られた仏像のことであり、国東半島は日本で特に磨崖仏が多く存在している地域らしい。岩壁には五体の仏像などが彫られており、制作時期は室町時代あたりと推定される。また磨崖仏とは別に、そこには「およしの地蔵さん」と呼ばれるお地蔵さんがあった。なんでも昔、そのお地蔵さんを持ち去ってしまった人がいた。しかしその人は持ち去った日から腹痛に悩まされたらしく、一週間後お地蔵さんを返してみたら腹痛はひょっこり治った、という嘘か本当かわからない不思議な話を了先生にしていただいた。
-
真木王堂のお堂でお話。かつては、この小さなお堂に巨大な仏像9体が全て入っていたとは信じがたいが、写真をみればその通りなのだが、、、。撮影日時: 2015:09:04 16:01:43 -
撮影日時: 2015:09:04 17:51:32 河野先生とお別れの談笑。