リベラルアーツ&サイエンス教育ブログ

2016.02.05
- その他
学校山林間伐体験-2

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武蔵横手駅から学校山林までハイキングをしました。私にとっては久しぶりのハイキングだったので、とてもつらかったです。ですが、山道を登りつつ、途中で立ち止まりお話しをききながらのハイキングでいろいろと学ぶことができました。古い家の上にある小さな垣根のところは蚕を育てていたということや、山全体は植林されている林だが、山の神様の周りは元の本が残されているということ、また、傾斜が急なところは素人が間伐をするのは難しいため平らなところしか間伐されていないところは素人がやったところであるということや、もう間伐をすることすら難しくなってしまったところは、木の下のほうの皮をはがしてしまって枯らしてしまうという「まきがらし」という方法もあるということも聞きました。
今回の体験では、切り倒してもらった本を輪切引こしたのですが、下のほうは堅いのでなかなか切ることは難しかったでず。なかなかできない経験ができたと思います。また、現在の山や林の維持も大変さが少しわかったような気がします。
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学校山林に参加して山林の間伐方法や歴史、現状など多くのことを学ぶことができた。私は今まで間伐をした経験はなかったが今回の実習を通して間伐の大変さを知ることができた。実際一本の木を切り分けるために苦戦して間伐には時間も体力も多く要すると感じた。昔から山は信仰の場と呼ばれていたことから山の神様を祀った祠に安全を祈願してお参りすることが大切だと学んだ。現在間伐を行う人の数が減少しでいるため手入れが行き屈かず、切った木を放置してしまっている切り捨て伐採の様子を見ることができた。人間の勝手な理由によって生態系を破壊することは環境悪化に繋がるため一刻も早く解決するべきである。また多くの木に鹿による食害が多く見られたことから食べ物を求めて人里へ下りてきていると思った。このことも生物の居場所を奪っている人間の責任だと考えられる。これらのことから環境を守るために山林を整備することが今後の課題であると言える。
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学校山林間伐体験でまず、山の入り口でいくつかの家があった。その中に屋根の上に屋根のようなものがあった。それは、昔の人はそこでカイロを育てている。山を歩いていると、枝の付いた木がいくつもあった。その木は、この山の木は、手入れが行われていないということが分かった。枝を落としておかないと木がしっかり成長していかないと学んだ。この日に行かせていただいた、武蔵横手の山にはまだいないが最近秩父の山などにシカが大量発生していると山の持ち主の方がおっしやていた。なぜ、シカが大量発生すると大変なのかというとシカについているダニが有害で、それが、シカにたくさんついているのでそのシカがダニを連れてこないかが心配とおっしゃっていた。山の中に、祠のようなものがあった、それは、一説によると神様の目印という説があった。そのほかに山は神聖な場所としているため下界と山の区切りだったという。

10月4日の日曜日、私は武蔵大学の所有する学校山林で間伐体験をした。天気は良好で間伐日和ともいえる作業のしやすい天気だった。武蔵横手の駅につき、そこから目的の学校出林まで約一時間弱のハイキングをし、途中途中で丸橋先生からのミニ講義を聞きつつ目的地を目指した。学校山林についてから先に昼食をとり午後から作業に収り組んだ。まずはヒノキの木を2mごとに切り、各区問の端の部分を薄い円盤状に切り取った。試料にするものとは別に、自分で持ち帰る用のヒノキも切り取った。ヒノキ独特の匂いが鼻をくすぐったのが印象的たった。その後は山林を3つの区画に分け、区画ごとの木の本数を数えたり、区画の面積を図ったりといくつかの作業を協力して行った。今までこういった作業を体験したことがなかったので、新鮮で楽しく作業・観察ができた。作業が終わった後は山の中腹にある啓明荘さんで山の話を伺った。誕生日のお祝いもしてなかなか楽しい間伐体験だった。

学校山林間伐体験は普段、山など無い都市生活を送っている自分にとって新鮮な体験であった。見渡すかぎり山の大自然にふれることができて本当に良かったと思う。色々な人たちとの出会いがあり、協力して活動をすることができたと思う。山登りの道は険しい道もあり冒険をしているような感じであった。重要な場所では丸橋先生が参加者に質問をしながら説明や歴史を語ってくれた。ほとんど知らないことだったので、学べることがたくさんあり、参考になった。間伐に行った揚所は戦前に武蔵学園の人が植林したそうで、思い入れのあるものなのでこれからも大切にしていかなければならないと思った。檜という貴重な木を実際に自分で切ることができ、木の直径の測定に苦労しながらも無事与えられた課題を達成できたことは思い出になるであろう。地球温暖化などの環境間題がたくさんある中で、これから先の環境を少しでもよくしていくために緑がもっとあった方が良いということを今回の体験で改めて考えさせられたと思う。
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学校山林間伐体験に参加し、昔の人たちが創り上げてきた自然のありがたさを実感しました。山を登っている途中に、先生からたくさんの豆知識を教えてもらいました。木をよく見てみると、細がったり太かったり、その周りがきちんと整理されているか、放置されているかなど、普段は注目しないところにも気づくことができ、おもしろかったです。山登りはわたしが思っている以上で、きつかったです。木を自分たちで切るのは、めったにない体験でした。とても力のいる作業でしたが、最後に切り終わったときは達成感にあふれていました。このときに初めて会った人たちとも仲良くなれて嬉しかったです。木の円周や半径を測量するときは、班のみんなで役割分担をし、効率よくできたと思います。
山を管理している人にお話をきき、さまざまな問題かおることがわかりました。自然を管理するのは本当に大変なことで、このような人たちのおかげで自然が守られているのだと思うと感謝しなくてはいけないことだと感じました。普段の生活では経験できないことを学ぶことができました。とても楽しかったです。
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私は今回とても貴重な体験をした。木を伐採するという体験はもちろん、山林に入ってハイキングをするということも今回の若者にとっては、珍しい体験であろう。そんな貴重な体験をした今、一番に思うことは、現在日本に広がる美しい森林は今後も守り続けて行かなければならないものであり、また、これから実際に守っていくのは次の日本を任されている私たちであるということだ。現在は林業についている人が少ないとういうことで、私たちがまずすべきことは、林業について若者に知ってもらうことが大切だと思う。知ってもらうことで興味を持ってもらえるかもしれないからだ。もし林業に関わった若者が家庭を持てばその子供が林業に興味を持ち、ネズミ算式に林業に従事する人が増えていくかもしれない。こういったことに加えて、政府がお金を出すことも大切だ。儲かると知れば人が集まる。
こういったようなことをしていき、日本のこれからひいては自然環境保全という意味でも林業従事者を増やしていくことが大切だと思う。
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電車から降りると、すぐ目の前に山が見えた。天気にも恵まれ、絶好の登山日和だった。山の中に入ると急に冷えだして、長そでを着ていても少し寒いくらいだった。久々の登山。息切れをしながらも、先頭を歩く先生との距離が開かないように足を動かした。数分おきに先生が立ち止り、色々な話を聞かせてくれた。手入れのされなかった木がどうなるか。祠の周りだけ木が特に大きい理由。山林の外から見た、間伐がされている部分とされていない部分の違い。教室で座って話を聞いているだけでは想像するしがないことも、実際に目で見て、触れて、感じることで、何倍も興味が湧き、印象にも残った。
山中での作業は全てが初体験だった。木の直径を測定する時には、急斜面な地面を歩き回るため何度も滑ってひやひやした。のこぎりで木を切る時には、腕がすぐに疲れて友達と交代しながらなんとか切った。そこにある木々は数十年前に先輩たちが植え、多くの人の様々な思いを受けながら育ってきた木だ。目の前にある一本一本がただの木には見えなかった。また数十年後、私がおばあちゃんになった頃にも、こうして武蔵大学の生徒が山を登って、この山林の中で過去を偲んでくれたらいいと思う。