リベラルアーツ&サイエンス教育ブログ

2016.02.05

  • 国東農業研修

2015年国東研修(8)萱島酒造見学

説明をうけた場所には非常に多くの賞状が飾られていた。その賞状のなかでも一番古いものは、明治40年に初めて開催されたお酒の全国品評会で一等入賞したときのものであり、その歴史的な価値に感心するとともに、萱島酒造さんの歴史の長さにも驚愕した。なんと明治6年の創業だそうだ。その長い歴史の中で数々の賞を受賞してきたのである。

酒蔵の中に入ると、広いなというのが第一印象だった。それもそのはずで、発酵、熟成などのための大小様々なタンクがたくさん置かれていたり、もろみを絞るための機械、酒をろ過する機械などが設置されていた。また蔵の外には巨大なタンクがあった。つくられるお酒は味が毎日違うため、この巨大タンクにまとめて同じ味に均一化してから小分けにするそうである。また見学の途中では酒造りに使用する仕込み水を飲ませてもらった。この水は、地下80mから複数の井戸でくみ上げている、やや軟水の水で、口当たりがやわらかく、ほのかに甘くて美味しい水だった。

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    萱島酒造でお米がお酒になる工程を見学。撮影日時: 2015:09:03 09:24:21
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    萱島酒造の西乃関という漆喰づくり看板は鏝の技で作られている。撮影日時: 2015:09:03 09:36:14
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    文化財として、歴史的建造物に指定されている萱島酒造の酒蔵建築は明治時代の建物。撮影日時: 2015:09:03 10:04:29
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    吟醸酒を長年月寝かした古酒、秘蔵酒を梱包している場所で、新しい日本酒文化を創ってきた萱島酒造の歴史を聞く。撮影日時: 2015:09:03 10:17:02