リベラルアーツ&サイエンス教育ブログ

2016.01.12

  • 国東農業研修

2015年国東研修(1)から揚げ、里の駅武蔵

大分空港到着後一番最初に向かったのは花木展洋さんが店長を務めるからあげ屋「花ちゃん」だ。お店に到着するとすぐに私たちはお皿に山盛りいっぱいのから揚げをいただいた。でき立てホカホカのからあげは外はサクッと中はジューシーでとてもおいしく花木さんに取材をするのも忘れ食べ続けるほどであった。私たちが店にいる間に1人地元のお客さんがいらっしゃって、必要な量と部位を言い何時頃にでき上がるかを尋ねてまた出ていった。地元のお客さんは空いた時間に注文してまたでき上がる頃に来る方が多いので、お店の作りは小さめで花木さんがから揚げを作る厨房とお客さんがから揚げを購入して食べる3人掛けの長椅子が2つある程度であった。また、鶏の部位と値段を書いた紙や、新聞の切り抜き、お客さんとの記念写真などが店内に飾ってあった。そして、花木さんから部位の説明やお話を聞きながらあっという間にから揚げをたいらげ、幸せな気持ちで「花ちゃん」を後にした。
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    空港から直行で、武蔵町の文化、から揚げはなちゃんへ。撮影日時: 2015:09:01 11:05:05
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    から揚げはなちゃんは花木さんの家族経営のお店。撮影日時: 2015:09:01 11:13:46
同じく藤原さんの知識と経験から誕生した「里の駅むさし」は地域の人の希望が詰まった場所である。地元農家の「ものを売る場所がほしい」という希望をかなえ、講習会も藤原さんが対応している。そんな藤原さんが目指すのは「ホンモノ志向」の直売所。その思いは新鮮な有機野菜にとどまることなく、加工食品にも情熱的である。店内のお食事処「そら」で販売している「トマトカレー」は砂糖と水を一切使用していない。トマトの持つみずみずしさと甘みを最大限生かしたカレーである。近年ではこのカレーのレトルト化が藤原さんの課題になっているのだそうだ。
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    里の駅むさし店長、藤原さんから店の品揃えの方針や野菜の特徴を聞く。撮影日時: 2015:09:01 11:34:35
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    特別な要請を受けて苗を栽培中。撮影日時: 2015:09:01 11:52:16
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    完熟堆肥を作っている場所では、少し掘って手を入れると暑いくらいに発酵していた。撮影日時: 2015:09:01 12:01:57
藤原さんはお話の最中、「私の人生は人に言われてばっかり」とおっしゃっていた。農業に入るきっかけも、お花の世界に踏み入ることができたのも他人の一言であると。しかしそんな小さなきっかけから、その世界にのめりこんでいく藤原さんの情熱に私たちは圧倒されていた。自分の決めた道をまっすぐどこまでも「ホンモノ志向」をきわめて行く姿は「里の駅むさし」を訪れる人を魅了する原動力になっているのだ。
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    新しいかぼちゃの品種であるバターナッツを試食。撮影日時: 2015:09:01 12:08:34
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    里の駅むさしでは名産の太刀魚定食など、各人好みのメニューを味わった。撮影日時: 2015:09:01 13:00:05
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    昼過ぎに視察に訪れた山嵜学長夫妻と今年も市役所の担当都留さんを交えて、里の駅むさしで記念撮影。撮影日時: 2015:09:01 13:39:12