リベラルアーツ&サイエンス教育ブログ

2015.03.20

  • 武蔵One Point自然観察

コスタリカの生物

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●が訪れた国立公園で、▲は首都のサンホセです。中央山脈は標高が3000mを越え、東のカリブ海、西の太平洋側とでは気象条件が大きく相違し、生物多様性を支える基盤となっています。

2014年度は、OnePoint自然観察の管理者の海外出張が多くて、このページも更新できていませんでしたが、4月から復帰します。これからも、武蔵大学の自然の営みを随時掲載していきます。

今回はコスタリカを二週間ほど旅した時の写真を幾つか紹介します。アジアとアフリカは旧世界とよばれ、南北アメリカは新世界と区別されますが、コスタリカは中南米に位置する国です。北はニカラグア、南にはパナマに接している国です。この旅で目にした生き物を何回かシリーズでお伝えします。

面積は広くはありませんが、生物多様性はとても高く、全世界の生物の5%が生息しているとも言われています。旧世界とは隔絶した大陸ですから、新世界独特の生物が進化しています。目にした生物のなかでもやはりハチドリの仲間は、その素晴らしい色彩もさることながら、ホバリングしながら採蜜する姿にはやはり、進化の驚異を感じました。以下、幾つかの写真を紹介します。一秒間に80回も羽ばたくといわれている、その羽音を感じてくだされば何よりです。
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    2羽のハチドリが餌場をめぐって争っているところ。
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    ホバリングしながら採蜜しているハチドリ。