リベラルアーツ&サイエンス教育ブログ

2014.11.21
- 武蔵スポーツ見聞録
「ブラインドサッカーに挑戦!」〜その2〜
アイマスクをすると、サッカーどころか、歩く・走ることもままならない私たち・・
「どうすれば、ブラインドサッカーがうまくいくか?」
第1回の振り返りを兼ねて考えてもらい、以下のような案が出ました。
(1)(声による)ガイドの重要性
・「(声による)ガイドが、自分の仲間がボールを持っているということと、
ボールがどのへんにあって誰が近い、など的確な指示を出すこと」
・「ゴールの方向から声を出した方がとりあえずその方向に蹴ればいいことがわかる」
・「○○さんがボール持ってる、と名前を言ってくれるとわかる」
(2)プレイヤーが留意すること
・「パスは適当に出さず人の声をきちんと聴く」
・「自分のチームの人の声を把握する」
・「ボールの音がする方へできるだけ近づく」
・「チームの人だけがわかる暗号とかがあればいいな」
・「怖いけど、とにかく自分から動いてみた方が良いんじゃないか」
本物のブラインドサッカー競技者たちは日ごろから、ボールの扱い方はもちろんのこと、
方向感覚や、音の聴き方をトレーニングしています。そうでない私達が取り組むには、
私達の今持っている力に応じたルール改変や場の工夫が必要になってきそうです。
そこで、大きく3点をオリジナルの設定にしてみました。
(1)ゴールキーパーを無しにする→【ゴールを決めやすくするため】
(2)サイドライン際にサポーター役を配置し、ボールが出そうになったらブロックしてもらう
→【ボールの位置を把握するため】
(3)フィールドプレイヤーも声を出してよいことにする→【仲間/相手チームの位置を把握するため】
そして3回目の授業。見てください!

皆がアイマスクをして、(だいたい)ボールの方向を向いています。
ボールの周りに人が集まってくる、というのは、サッカーの原型ではないですか!


最後に、皆で自分たちのプレーを振り返ってみました。
とても、競技者と比べものにはならないかもしれませんが、3回の授業でずいぶん進歩しました。