リベラルアーツ&サイエンス教育ブログ

2014.11.12
- 国東農業研修
ねぎ焼き 2014年白雉祭イベント-2

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参加学生感想
内心どうなることかと不安だった白雉祭でのねぎ焼き販売だが、事故や怪我もなく、売り上げ枚数も目標を達成し、無事に終えることができて安堵している。
白雉祭の準備が本格的に始まったのは、国東半島での研修を終えてからで、書類提出や白雉祭実行委員会とのやり取りで手間取ることが多く、思っていたより大変だった。実行委員会の方にも何かとご迷惑をおかけしたことと思う。丸橋先生の助言を得ながら、以前の研修参加学生も加わったメンバーで協力して準備を進め、なんとか無事に白雉祭本番を迎えた。当日は、お昼の時間が近づくにつれお客さんが増え、ピーク時にはお客さんがテントを囲むようにずらっと並ぶ様子を見て、感動するとともにねぎ焼きをおいしく且つスピーディーに提供しなければというプレッシャーを感じた。人手が十分ではなかったのでかなりバタバタしたのだが、その忙しさが白雉祭のにぎやかな空気と相まって、楽しく感じられた。

大分味一ねぎの宣伝と研修の紹介をするために、列に並んでいるお客さんやねぎ焼きを座って召し上がっているお客さんに話しかけたのだが、ねぎ焼きを食べ終えたお客さんとの会話は特に楽しいものであった。食べ終えたお客さんは既に小ねぎのおいしさを知っているので、ねぎ焼きの感想を話してくれたり、お客さんの方から質問をしてくれたりする。私がねぎ焼きの作り方や販売しているスーパーを伝えると、「今度作ってみるわ」「これからはスーパーで気にしてみるね」という反応が返って来た。他にも、わざわざ私たちのテントまで戻って来て「おいしかったよ!」と声をかけてくださるお客さんもいた。お客さんからの「大分味一ねぎ」へのお褒めの言葉が、我が事のように感じられ、とても嬉しく、当日までの準備の疲れを吹き飛ばしてくれる瞬間だった。
白雉祭のおかげで、丸橋先生や研修メンバーと半年以上継続して関わりを持てたことは、大学最後の1年間をより充実したものにしてくれた。白雉祭のねぎ焼き出店に関わってくださったすべての方、特に、おいしい小ねぎを生産し、送ってくださった「大分“味一ねぎ”生産部会」のみなさまに、心よりお礼申し上げたい。
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参加学生感想
私は、大学で初の文化祭で、初めてねぎ焼きを作ることになったので、ワクワク感と緊張感が交錯していた。味一ねぎが届き、お礼の電話をかけた際、「おいしいものを作って」と言われ、自分たちの調理や出し方によって、ネギ本来の味が台無しになってしまうから、失敗はできないという気持ちと、みんなに味一ねぎの美味しさを知ってほしいと思った。
当日、ネギをたっぷりと乗せて提供した。大好評だった。特に、お昼時は長蛇の列が出来て、まだかまだかと、お客さんが首を長くして待っているぐらいだった。また、味の方を聞くと、「ネギが、美味しかった」という意見をたくさん聞いた。特に、嬉しかったのは、ネギが嫌いだったが食べることができた、という意見を聞いたことだ。今回の文化祭を通し、自分たちで料理を作り、美味しく食べてもらい、味一ねぎの美味しさを知ってもらったりと、1日だけでたくさんの体験をすることができ、良い経験となった。たくさんのネギを送っていただき、本当に感謝しています。
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参加学生感想
文化祭当日の一週間前から毎晩のように、ねぎ焼きを焼く夢を見るようになった。夢の中では、いつもねぎ焼きを丸焦げにして客に怒られたり文句を言われたりしていた。「売り物になるようなものが本当に焼けるのだろうか」と不安になり授業中もねぎ焼きのことで頭がいっぱいになっていた。しかし、そうして迎えた当日は夢とは真逆の大盛況。午前10時30分の販売開始から次第に行列が行列を呼び、「いい匂い、おいしそう」というお客の声に、私たちの販売意欲も向上していった。
「こんな研修あったんだ、楽しそう」と言ってくれた武蔵大生、田染荘周辺について説明されたパンフレットを手に取り、「いいね、ここ行ってみたいな」と言ってくれた方、「すごく美味しかった、味一ねぎはどこで買えるの、ねぎ焼きのレシピ教えて」と食いついてきた主婦の方々など、ねぎ焼き販売を通じて様々な人と交流できたことが何より嬉しかったし楽しかった。

店先に「完売御礼」の札がかかったのは、午後3時。嬉しいことに最後の最後まで滑り込みで買いに来るお客さんがいたため、結果的には予定時間、枚数を超過する販売となった。売り終わった頃には腰痛や腕の筋肉痛がじわじわと出てきた。そして、夢中になって焼くがあまり、すっかり忘れていた昼食をとった。ブタバラ肉は、売る分で全て使い果たしたので肉なしの、ねぎと天かすだけで作る、まさに「ねぎ焼き」を食べたが、その味は格別だった。
予想以上に得た大きな利益。たくさんの味一ねぎ代と輸送費を負担してくださり、加えて10月に多発した台風と戦いつつ栽培していらっしゃったであろう、大分味一ねぎの生産者の方々に対する感謝の気持ちでいっぱいになった。研修から文化祭まで、人々との温かな交流の時間をくださった、大分県国東半島の皆様に感謝の気持ちを伝えたい。
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