リベラルアーツ&サイエンス教育ブログ

2014.08.01
- 武蔵One Point自然観察
アリの綱引き
これはタイの森で見かけたできごとです。こんな巨大な百足を捕獲して運んでいました。岩を登るときには、組み写真にあるように、綱引きの要領で協力して巨大な獲物を挽いていました。重さとしては何千倍もあるに違いありません。
同じ体の大きさの者たちが、言葉もなく協力して自らの位置を決め適切な作業をすることに、自然の驚異と進化への崇敬を感じました。人間社会をいかにすれば、協力的な社会を築くことができるかのヒントは、生物進化にあるに違いありません。
-
岩を垂直に持ち上げ始めている。 -
お互いに綱となって息を合わせて運搬中。 -
獲物の触覚は二本あるので長い綱も二本となって、皆後ろ向きに、倒木上を運んでいる。