リベラルアーツ&サイエンス教育ブログ

2014.01.22
- 武蔵One Point自然観察
ヒヨドリとセンダン
正月が過ぎて、すっかり寒くなりました。ヒヨドリの群れがセンダンを食べに訪れていました。センダンは、秋の実りがすっかりなくなった頃、それまで緑だった果実が、黄土色になって熟します。果肉を食べてみても、人間にとってはとても食べ物とは思えない味です。センダンの種は特徴的な形をしていますので、すぐわかります。もし、この種をどこかでみたら、きっとヒヨドリが運んだきたのでしょう。種は結構硬くて、種子の殻も分厚いのが特徴です。ヒヨドリにしたら、果実を飲み込んでも、結構大きな消化できない種を運ぶことになるのですが、果実が少ない冬では、コストが大きくても食べるしかないのかもしれません。
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高中の門の所にあるセンダンは、まだ沢山の実が残っている。しかし、図書館前のタバコ小屋と三号館の端にあるセンダンの木の果実はすっかり食べ尽くされてしまった。 撮影日時: 2014:01:21 06:27:08 -
逆さになって実を食べようとしているヒヨドリ。頬は茶色となっていて、お腹側には瓦状の模様になっている。鳴き声は特徴的な、ピーピーという甲高い声です。 撮影日時: 2014:01:21 06:25:05
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ヒヨドリの嘴のサイズと果実を比べてみるとこの鳥にとってはかなり大きな果実であることがわかる。 撮影日時: 2014:01:21 06:25:58 -
ヒヨドリの群れが驚いて飛び立とうとしている。 撮影日時: 2014:01:21 06:25:46 -
木の下に落ちていたセンダンの果実と果肉取れた種子散布された種子。少し乾きかけた果肉はにちゃっとした感触です。 撮影日時: 2014:01:21 10:44:39