リベラルアーツ&サイエンス教育ブログ

2013.11.05
- その他
2013年間伐体験(4)実習レポート①

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今回の学校山林に参加し、今までに味わうことのなかった体験をすることになった。間伐体験と初めに聞いた時、どんなことをするのか想像出来なかった。なぜなら過去にそのような体験をしたことがなかったからだ。
間伐体験当日は天気に恵まれ、山に登るには良い日であった。これまでの授業で、葉っぱの種類を憶える機会があり、登山の途中で説明して頂いたスギとヒノキの葉の違いについても、少し分かるようになった。
目的地に到着し、調査を開始した。まず私のいるグループの課題は、木の太さを測ることだった。このような体験も初めてで、木の数が多く道が険しかったので、計測は簡単ではないと痛感した。
この作業の後に間伐体験をした。ノコギリで木を玉切りすることになったが、普段ノコギリを使うことがないため、最後まで苦戦した。一回切り終わるまでに相当な時間が掛かり、体力を使い果たす程だった。
下山する際は、険しい道を降りていった。普段の授業では学校内の自然しか見ることはないが、山の自然を見ることが出来たので良い勉強になった。
今回の体験において、私は今まで体験しなかった林業というものが、大変な作業であることを実感した。しかし、それと裏腹にやりがいのあるものだと感じた。この体験を今後の授業、そしてその後も様々な機会で活かしたいと思っている。
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今回の学校山林間伐体験は、私にとって貴重な初めての経験であり、とても有意義な一日を過ごすことができた。学校山林は他の山林よりも美しく、想像していたよりもかなり大きかった。今日まで手入れと育林を継続して行い、武蔵学園が護ってきたからこそ現在の学校山林があるのだと実感した。今まで林業について興味がなかったが、今回の体験を通し、林業はとても大切であり、この先も受け継いでいかなければならないと思った。
歩いている途中にあった小さな祠が、山道を「山」と「里」に分ける目印であると聞き大変興味深かった。帰りにあった大きな石碑は人が運んできたものであると聞いて驚いた。
間伐体験後、木を一本一本を意識するようになった。自然を肌で感じることができたからだ。自然の尊さを多くの人に知ってもらい、護っていきたいと強く感じた。
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10月6日、私は武蔵環境フィールドワークの授業の一貫として、武蔵横手駅にある学校山林へ行った。登りは比較的平らな道を歩いて行ったが、それでも少し汗ばむ気候であった。山道の途中で山林がどうやって作られたかなどの歴史を聞き、また昭和時代の木の価値について話を聞いた。今では時代が変わってしまって、以前より木の価値が大幅に下がっていること、木は手入れを怠るとすぐに価値が下がってしまうことを知った。
山の頂上付近まで登ったところで4つのグループに分かれ、それぞれの作業を開始した。私のグループは面積を測った。初めて使う道具に戸惑いながらも、グループで協力して作業を終わらせることが出来た。昼食の後は木の伐採をした。人生で初めて目の前で木が倒れていくのを見て、思わず歓声をあげた。
今では第3次産業に従事する人が増えて、林業のような第1次産業に従事する人たちは数えられるくらいになったことを知った。今の日本社会では第1次産業にだけ従事して生活していくことが難しくなってきていると感じた。便利な生活を求めることは悪いことだとは思わないが、緑を大切にする心は忘れないでいたい。
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今回の学校山林間伐体験は、改めて自然の大切さを実感するとても良い機会であった。自然が人間の生活に不可欠なことは認識してはいたが、それを身をもって実感することができた。たとえば山に木がなかったら山の斜面が簡単に崩れてしまうことである。実際に山を登ってみると、木の根は思っていたよりもずっと太く頑丈に土の中を駆け巡っていて、自然の力の偉大さを感じた。
また、普段歩いているコンクリートで舗装された道ではなく、江戸時代などに使われていたという細い山道を歩くのは過酷だった。前日に雨が降っていたせいか、ぬかるんでいるところもあり、急な斜面は足が滑って歩くのが困難だった。
玉切り作業では、あまり太くはない木なのにとても時間がかかった。見た目以上に重量があり、数人で協力してやっと切れたときの達成感はとても大きなものだった。
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学校山林間伐体験では、山の中で様々な自然と出合い、初めての体験ができた。
まず山に入ってすぐのところにある山の神様の前で、日本人の神様への信仰心と木の関係について丸橋先生からお話を聞いた。昔と今の材木の値段の違いについて話を聞いた。昔と現在の産業の変化についても知ることができた。またスギとヒノキの見分けがつくようになった。
自然に包まれ、とても清々しい気持ちになった。都会ではめったに感じることのできない空気に触れられ、気持が良かった。
武蔵の学校山林に着き、私のグループはレーザー測距器で三角形を作って面積測量をした。初めての測量の仕方だったので、最初はうまくレーザーを当てることができなかったが、回数を重ねていくうちに上手くなり、最終的には素早く的確に測ることができるようになった。
そして、実際に木を切り倒すことはできなかったが、間伐した木の玉切りをした。ヒノキの木をノコギリで切った。切った木からはヒノキのとてもいい香りがした。今も思い出の木として、玄関に飾っている。もう三週間経つが、いい香りはまだ続いている。やはり自然というものは良いなと感じた。
今回フィールドワークで山に登り、今まで知らなかった、日本が自然とともに歩んできた歴史を感じることができて、とても良い経験となった。
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今回のハイキングでは初めて経験することが多く、印象に残ることがたくさんあった。その中でも10メートル以上ある木を切り倒す瞬間は圧巻だった。しかし、山林間伐体験ということで実際に自分が木を切り倒せると思っていたのに、それができなくて残念だった。また、帰りに通った道が険しくて下山が大変だった。急な坂や倒木がある上に、雨が降った後で地面は滑りやすく、何度も転びそうになりとても怖かった。そんな道を昔は人々が重たい荷物を持って歩いていたということを聞き、驚くとともに今ではアスファルトの上を当たり前に歩けることに感謝した。
山林の作業では計測を担当し、レーザーで木から木までの距離を測った。機械に慣れるまでは大変で時間はかかったが、問題なく計測を終えることができた。
学校山林があることすら知らないという人もいるなかで、実際に行って様々なことを学ぶことができて良かった。
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