リベラルアーツ&サイエンス教育ブログ

2013.10.22
- 武蔵One Point自然観察
秋の学内でみかけた虫
まだ暖かい日が急に混じる天気が続いています。アリ、トンボ、コオロギなど、身近な昆虫を捕まえた経験のあるこどもたちがだんだん減っています。武蔵には、まだまだ色んな昆虫が生きていますので、探してみてください。先日、学内の写真を撮っていると、すすぎ川上流の池の草原でいろんな虫を見かけました。最初は、スミレの葉を食べていたツマグロヒョウモンです。成虫になると羽の端が黒いことが特徴の一つです。
-
ツマグロヒョウモン(Argyreus hyperbius)。撮影日時: 2013:10:07 15:09:26 -
ツマグロヒョウモン(Argyreus hyperbius)。撮影日時: 2013:10:07 15:09:14
皆さんもこどもの頃からみたことがある、ショウリョウバッタ Acrida cinerea もいました。日本に分布するバッタの中では最大になる種だそうですが、この写真のはさほど大きくありません。尖った頭部が特徴です。雄と雌とではサイズに大きな違いがあり、小さいのが雄で大きな雌の背に乗っかって、おんぶバッタとなって繁殖しているのを見かけたことがあるのではないでしょうか?
-
ショウリョウバッタ。撮影日時: 2013:10:07 15:14:17 -
ショウリョウバッタ、緑色で擬態している。撮影日時: 2013:10:07 15:10:34
長い触角を持ったツチバチの仲間も見かけましたが、オオハラナガツチバチの雄のように思えますが、、、。雌は地面すれすれに飛び、コガネムシの幼虫を探して産卵します。
-
長い触角を持ったツチバチが花粉を食べていました。撮影日時: 2013:10:07 15:09:37 羽がだいぶ傷んでいるモンシロチョウも見かけましたが、季節の移ろいを感じさせられます。 -
撮影日時: 2013:10:07 15:14:33