リベラルアーツ&サイエンス教育ブログ

2013.09.02

  • 武蔵One Point自然観察

桜毛虫

桜の異変に気がつきませんでしたか?秋もまだだというのに桜の葉がなくなってしまっています。桜の下は茶色に変色してしまっています。
 
これはモンクロシャチホコの幼虫大発生による被害です。構内のあちこちの桜が被害を受けてしまいました。でも、毒はもっていません。
 
有名なチャドクガは、ツバキ科の葉を食害し、毒針毛があって「ケムシ」に刺されたとよくいわれるのですが、かぶれ、かゆみが長く続くのでやっかいです。桜毛虫=モンクロシャチホコは直接人を害するわけではないのですが、多量の毛虫が一斉に葉を食べる姿は力強いものです。
  • 桜毛虫
    講義室前の桜はすっかり葉を食べられてしまった。
  • 桜毛虫
    9月26日にやっと1匹だけ最終幼虫を発見できた。地面へ降りて、サナギとなって冬を越す。
  • 桜毛虫
    桜毛虫が大発生すると、桜の下はこんな風に茶色くなる。