リベラルアーツ&サイエンス教育ブログ

2013.07.20

  • 江古田ミツバチプロジェクト

蜜蝋作製

梅雨も終わりかけ、夏本番となった頃、作業場で多くの巣むし(ハチノスツヅリガ)が飛んでいるとの通報がありました。普段の作業の手抜きを反省しつつ、痛 んだ巣の整理と蜜蝋採取作業を行いました。以前は、湯を沸かして溶かしていたのですが、効率が悪くて、大変な作業でした。
そのため、新しい道具を考案してみました。といっても、お菓子の缶や金網とさらしというだけのものです。大学の近くに、金網専門店があって、ありとあらゆ るメッシュの金網を卸している店で小分けしてもらってきました。生物実験室にある電気オーブンで手軽に、少ない作業で、良い蜜蝋を採取しようと工夫をして いる所です。武蔵大学の白雉祭りでは、手作り蜜蝋ろうそくWork Shopの素材準備です。
  • 蜜蝋作製 01
    巣虫に食われた巣板4枚を試しに処理して、得られた蜜蝋51グラム。撮影日時: 2013:07:19 15:03:34
  • 蜜蝋作製 02
    奥のさらしを金網にのせて、底に蜜蝋を濾し取る手作り装置。さらしは蜜蝋を吸って黄色くなっている。撮影日時: 2013:07:21 09:14:33
  • 蜜蝋作製 03
    崩した巣を満杯に入れて加熱、融解する。奥に見えるのが、採取した蜜蝋の板。撮影日時: 2013:07:21 09:17:49
  • 蜜蝋作製 04
    電気オーブンで加熱し、重石を載せて蜜蝋を絞る。撮影日時: 2013:07:21 09:19:43
  • 蜜蝋作製 05
    取れた蜜蝋をバットに移しているところ。仄かな、蜜蝋の香りが漂ってくる。巣虫に荒らされた巣から美しい色の蜜が採れた。撮影日時: 2013:07:22 08:45:23
  • 蜜蝋作製 06
    採取された蜜蝋、計測してみると大体400グラムだった。撮影日時: 2013:07:21 09:13:5
  • 蜜蝋作製 07
    作業場の踊り場から持ってきた巣板29枚から巣を崩した巣枠。残った巣を丁寧に取り除いて、金網を張って再利用をする作業も必要だ。撮影日時: 2013:07:19 17:59:43
  • 蜜蝋作製 08
    3つの袋に分けて全体で5.26kgの蜜蝋の原材料。撮影日時: 2013:07:19 18:00:53
  • 蜜蝋作製 09
    巣虫(ハチノスツヅリガ)の繭が並んでいた巣枠には、彼らの活動痕が、びっくりするくらい深く刻まれていた。撮影日時: 2013:07:20 10:22:29
  • 蜜蝋作製 10
    踊り場には、巣虫ハチノスツヅリガがまだ残っていた。撮影日時: 2013:07:21 10:26:30