リベラルアーツ&サイエンス教育ブログ

2012.12.05

  • 江古田ミツバチプロジェクト

第二回 香りと蜜蝋 Work Shop 2012.12.05.

江古田ミツバチプロジェクトでは、この活動への理解深め、日々の飼育管理や採蜜活動などに積極的に加わってくださる、武蔵学園教職員や武蔵大学生を募集し ています。その一つとして、使わなくなった巣から作った蜜蝋を使ってリップクリームをつくろうというWork Shop を行いました。第二回目は、2012.12.05.に武蔵学園教職員や武蔵大学生を対象としました。講師は第一回目と同じく Ai Bhana さんです。

講師Ai Bhanaさんからのメッセージ

「いつも購入している、化粧品も料理のように、自分で作る事ができます。安心できる素材で、自分の肌や体のために、気分や体調にあわせて、香りを使いわけると、毎日がより心地よくなります。」

リップを使うときには周りの人に、その由来と精神を伝えてください。ミツバチが花粉を運び種を作るように、皆さんの言葉と心が周りの人々に心の種と視野の広がりをもたらしてくれることでしょう。

最後に提案しましたが、みなさんと相談しならがですが、職員活動日、学生活動日を設定しますので、直接飼育・採蜜活動を支援してください。4月新入生歓 迎時期にも、新一年生のための見学会や勧誘活動をしたいと戸田君が言っていました。ぜひ、定期的に参加してくださる方を少しでも増やしていきたいので協力 をお願いします。谷口代表へメールしてくれれば、会員登録を受け付けています。eco-tani@jcom.home.ne.jp

  • 第二回 香りと蜜蝋 Work Shop 2012.12.05.
    谷口代表がパネルを手に、活動の趣旨と歴史などの話題提供を行いました。
  • 第二回 香りと蜜蝋 Work Shop 2012.12.05.
    Ai Bhanaさんから、指導を受けてリップクリーム作成中。この作業は蜜蝋を湯煎して溶かしているところ。

下は参加者の感想です。

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先日はワークショップ開催、ご指導どうもありがとうございました。

みつろうリップクリーム、またもや江古田ミツバチに興味のあるお友達にくばってしまいましたから、自分の分は相変わらずありませんが、余ったものを容器につめたクリームを使います。。。

みんなと楽しみながらリップクリームを作ることのほうが、それを感動しながら他の人に使ってもらったほうがうれしいので。

なかなか自分で素材を買い集めてつくろう!という気にはなりません。あまりたくさんつくってしまっては貴重感、ありがたみも薄まりますし。(めんどくさい言い訳では多分ありません)

また是非みつろうリップクリームづくりワークショップよろしくお願いします。楽しみにしています。

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  • 第二回 香りと蜜蝋 Work Shop 2012.12.05.
    年代の違う方々が助け合って作業が進む
  • 第二回 香りと蜜蝋 Work Shop 2012.12.05.
    蜜蝋を計量したり、香りを選択したりと、手順に従って

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蜜蝋リップは私個人は使いませんが、うちの奥さんと娘にあげたら大変好評でした。ご指導ありがとうございました。

私個人は、最近「食」の方に興味があり、少しずつ調べています。「食」といっても、うまい店のほうではなく、遺伝子組み換えや食の工業化の問題点 などについてです。

いま、武蔵で学生さんたちの勉強サークル「国際問題研究会(現在公認申請中)」の顧問をしていて、『フードインク』や『モンサント』などのドキュ メンタリーを見て、我々の食生活の問題点なども、研究会の1つのテーマとして話し合っています。

近い将来、Ai さんとも何かの形でコラボできれば、有意義かなぁ、と考えています。その際は、どうぞよろしくお願いいたします。

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  • 第二回 香りと蜜蝋 Work Shop 2012.12.05.
    作業が進むと初めての人どうしでも和やかな雰囲気が広がってきました。
  • 第二回 香りと蜜蝋 Work Shop 2012.12.05.
    一番難しい、調合した材料をリップ容器に注ぎこむ工程に取り組んでいるところ。

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ハチミツのリップクリーム作りしてみて、一言で言うと、『文化的な体験が出来たなあ!』です。

今の社会は、資本制システムのもと、お金で何でも済ませる時代です。

大量消費のそんな時代の中で、わたしたちは、生命の尊さや自分で生きていく力、知恵を伝承することなどのすごくすごく大切なものを忘れてしまったような気がします。

今日のワークショップでは、ハチミツの貴重さから、生命の尊さも感じられましたし、自分たちで何かを創ることも体験でき、そんな大切なことを改めて実感し、思い出すことが出来たと思います。

そういった意味で、自然と共にいる人間として”文化的な”体験になったなあ!と思いました。

老若男女混ざった空間も、刺激になりました。また、機会があれば宜しくお願い致します。ありがとうございました!

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先日はワークショップに参加させてくださり、ありがとうございました。ワークショップをして思ったことは、「自然の中の私である」ということです。

今は便利な時代で、スーパーに行けば簡単にハチミツも買えるし、化粧品は高いお金を出して買うのが当たり前だとおもっています。

だから、自分が食べている物にどのような背景があるのか?、自分が使っている化粧品はどんな成分が入っているのか?想像すら出来なくなっています。何かを作る、その一手間さえも面倒だと感じてしまいうのです。

しかし、今回のワークショップで、ハチミツを作る背景に触れ、一滴のハチミツをも大事に使おうと感じたし、自分の手で、リップクリームを作ったことで、 化粧品を作るのに必要成分は、本当はすごくシンプルで、すごく簡単に作れてしまうということを実感しました。これからは、ほんの一手間をかけることをたく さんして行こうと感じました。また、ハチミツやリップクリームはすべて天然のものです。かつては生命だったものです。

私たちは、多くの生命、自然の中で生きているのだということを再認識させられました。

また、このような機会があれば、ぜひ参加したいと思いますので宜しくお願い致します。

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リップクリーム作り、とっても楽しかったです。

丁寧に教えて頂きどうもありがとうございました。参加する前に想像していたよりも、ずっと簡単に作ることができ、完成したリップはやわらかめで、すごく塗り心地がいいです。あれから毎日愛用しています。

また、Aiさんのハーブやアロマに関する豊富な知識をおうかがいすることもできて、勉強になりました。以前、化粧水を自分で作ったことがありましたが、もう一度、おすすめ頂いたハーブを入れて作ってみたいという気持ちが芽生えました。

今回、学生やミツバチプロジェクトの方々といった、普段仕事ではなかなか交流のない方々と一緒にものづくりを体験することができ、楽しい時間を共有することができました。また、このような機会があったら、ぜひ参加したいなあと思います。どうもありがとうございました。

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先日はリップクリーム作りをご指導いただき、ありがとうございました。ミツバチのすばらしさと手作りの楽しさを教えていただき、とても充実した2時間でした。

不器用なのできちんと作れるかしらと不安だったのですが、あいばーなさんの優しくわかりやすい説明のおかげで、

きちんとリップクリームができあがり感動しました!参加した他の職員の方々も皆さん楽しかったと大満足でした。

実は唇が弱くてなかなか市販のリップクリームが使えなくて困っていたのですが、

手作りリップクリームは自然のものしか入っていないので使っても唇が荒れることなく、毎日愛用しております。

質問コーナーでの化粧水の作り方や自然の成分の効能などのお話も興味深く、

今度は化粧水も作ってみたくなってしまいました。今回参加できなかった人たちにもお話したら、ぜひやってみたいとの声が多かったので、またぜひ教えていただければありがたいです。

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第二回 香りと蜜蝋 Work Shop 2012.12.05.
最後に参加者が今日のワークショップの感想を述べているところ。

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先日は、リップクリームの作り方を教えてくださりありがとうございました。Ai Bhanaさんは、大勢の人の前でお話しするのに慣れていらっしゃるようで、とても分かりやすかったです。

大事な蜜蝋を一滴も垂らすまいと、リップの容器に詰めました。大事に使っています。使い心地も愛情が持ててとっても良いです。

日頃からアロマに興味がありました。香りは気分転換したりリラックスするのにとても効果的だと思います。しかし、日々の生活に取り入れるのは、簡単なようで難しいです。(つい忙しさにまぎれて「ふっ」と立ち止まれず、忘れてしまいます。)

今度お会いする時は、香りを生活に気軽に取り入れる方法をいくつか教えて頂きたいなと思いました。

今回のワークショップで、自分の生活の中にもっと取り入れていきたいという思いが強まりました。

もし戦争が起きたら、ミツバチの巣箱を背負って山に逃げれば食べ物とぶつぶつ交換でき、生き延びられる。という丸橋先生のお話が印象的でした。

ハチミツは私の生活には欠かせない食べ物です。ハチミツ、蜜蝋、ローヤルゼリー、プロポリス、蜜蜂の恩恵は数知れず。遠い昔から蜜蜂の恩恵を受けてきた 人間は、もっと蜜蜂に感謝しなくてはいけないのだと感じました。その感謝の表現として、緑を残し、花を植え、蜜蜂が生活しやすい環境を作る、それ以前に、 人間の都合でこれ以上破壊してはいけないのだと思いました。

蜜蜂の文化の奥深さは、入口を覗いてみた段階でまだまだ把握できていませんが、今回参加して興味が沢山湧いてきました。

素材から作る。丁寧に手間をかけて大事に使う。これほどの贅沢は無いのではと思います。貴重な体験が出来てよかったです。

みつばち活動の方も、可能な範囲でお手伝いできればと思いました。どうもありがとうございました。

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  • 第二回 香りと蜜蝋 Work Shop 2012.12.05.
    手前にある小瓶が、武蔵大学産ハチミツを小分けする容器。
  • 第二回 香りと蜜蝋 Work Shop 2012.12.05.
    お玉でとろっとした蜂蜜をうまく小瓶に注ぎ込むにはコツがいる作業だ。

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参加できて本当に良かったです。

私は市販のハチミツリップクリームを使用していたこともあり、自分で作れるなんて…と衝撃を受けてすぐさま応募し参加させていただきました。

理科の実験が苦手だった記憶があり最初不安でしたが、すごく簡単で、あっという間に完成!自分で好きな香りをつけられたりと、とても楽しい時間でした。また、made in武蔵のハチミツを堪能できて最高でした。ミツバチ何百匹分もの貴重なハチミツ感謝感激です。

都合が悪く参加できなかった友達が何人かいて、次の機会があったらぜひ参加したいと言っておりました。実際に作ったリップクリームを見せると皆驚いていたので、もっと広めてゆけたら素敵だなと思いました。

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Ai Bhanaさんならびに江古田ミツバチプロジェクトの皆さま本当ありがとうございました。

噂では知っていた江古田ミツバチプロジェクトですが、幅広い年代の方が交流して真剣に発展させていこうとしているのを見て、素敵だと思いました。また正直、大変そうだな…とも感じました。

来年は3年生、加入してもあまり参加できない気もして力になれるのか…と迷っております。また、蝉と蝶が苦手なことを忘れていました…。ミツバチにび びって、お世話できるのか……と。また、土日はほとんどバイトのため平日なら少しお手伝いできるかもしれない…といった具合です。

そんなこんなで迷っている次第です。宜しくお願い致します。

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普段丸橋教授の授業でも感じていることですが、ワークショップを通じ改めて「自然には無駄がない」と痛感し、リップクリームを作りながら感動していました。

蜜蜂が作る蜂蜜はとても美味しいし、巣はリップクリームになるのですから。その上、蜜蝋リップクリームは唇に浸透して潤うようで、今では唇がぷるぷるです。

ですが、普段私たち人間が作り、使っているものは使い終わったらゴミにしかならないものが大半です。しかも、私たちの行動はしばしば自然の犠牲の上で成り立っています。

そんな自分自身の行動を反省し、大量消費大量廃棄をやめて、身の回りのものを大切に使い長持ちさせながら生活していこうと感じることができたのは、小さ な蜜蜂が運んで来てくれた今回のご縁のおかげです。そして何より、リップクリーム作りやAi Bhanaさんの話など全てが楽しかったです!

蜜蜂リップクリーム作りに参加して本当に良かったです。ありがとうございました。

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