リベラルアーツ&サイエンス教育ブログ

2012.11.02

  • 武蔵One Point自然観察

サフラン満開

11月も半ばになってサフランが急に沢山咲くようになってきました。花の開花記録は、11.10.◆1個、11.14.◆1個、11.16.◆14個、 11.19.◆14個、11.20.◆6個、11.21.◆8個、11.22.◆20個、11.23.◆8個で、これまでに合わせて、72個が咲きまし た。
 
11月24日は0個でしたが、25日にはさらに2個だけ咲きました。そろそろ花も終わりです。盛りは一週間ほどに過ぎません。温度変化や昼の長さ=日長を感知して咲くそうです。花の時期を短くして同じ種類の花の間で、効率よく花粉のやり取りを行っているのでしょう。
 
花が終われば、また、土に戻して来年に大きく育てばまた花を咲かせてくれるでしょう。
 
花、7個分のめしべ21本の重さ(湿重)を測ると268mgでした。乾燥したらほんの少しに過ぎませんが、世界一高価な香辛料だということですが、それもうなづけます。
  • サフラン満開
    22日には、20個もの花が咲きました。 撮影日時: 2012:11:22 11:24:18
  • サフラン満開
    20日の写真は掲載しませんが、6個、21日にも6個咲きました。 撮影日時: 2012:11:21 10:40:18
  • サフラン満開
    16日から3日は咲きませんでしたが、19日にはまた14個咲きました。 撮影日時: 2012:11:19 14:50:12
  • サフラン満開
    この日16日には14個もの花が一度に咲きました。 撮影日時: 2012:11:16 10:42:19
  • サフラン満開
    花からは赤いめしべを摘み取り、花がらは器に入れておくと、しばらく良い香りが部屋に満ちています。
  • サフラン満開
    サフランの花は独特のどこかエキゾチックな香りがします。めしべが三本、中心にはおしべと花粉があります。
サフラン満開
本当に咲き始めてからは、下の図にあるように、2週間ほどで咲き終わりました。35個の球根から総数で87の花が咲きました。1個あたり2花ちょっとで す。サフラン香料になる雌しべをそれぞれ3本づつ集め、乾燥させたところ総重量で1.1グラムの香辛料を得ることができました。雌しべ数では、250本に なります。5~6本もあれば、一度の料理には使えますので、色んな方々に配布して、サフランを楽しんでもらおうと思っています。