リベラルアーツ&サイエンス教育ブログ

2012.11.02

  • 武蔵One Point自然観察

咲き始めました茶の花

咲き始めました茶の花
ツバキと同じ仲間ですから、花の構造はよく似ています。黄色の雄しべが、花の中央に集まって、白い花びらと可憐な対比となっています。
茶の学名はCamellia sinensisで、椿は同じ属名のCamellia japonicaです。茶は、ツバキ科ツバキ属の常緑樹です。茶や椿の花は、冬場に咲く花として、私たちの季節感のなかに組み込まれています。
 
茶の花は、椿に比べて小振りで、白い花が下向きにぶらさがるように咲きます。日本に持ち込まれた帰化植物といわれています。
 
茶はアジアの人々の文化と食生活に欠かすことのできない植物ですが、この花を目にしたことがある学生は少ないでしょう。武蔵の学内でこの花を探してみてください。花の香りも楽しんでみてください。