リベラルアーツ&サイエンス教育ブログ

2012.06.30
- その他
農たい活動 2012年6月30日
この日はトマト栽培の作業を行いました。トマトの支柱立てを150本、トマトの苗の支柱への固定作業と紐の3段張り作業を行いました。
加藤さんからは「良く観察し、良く学び、99の失敗の後で一つを覚えればそれで良い。楽しく続ける。少しでも楽になるように工夫する。何でもそうだよ」と教えていただきました。
作物の育つ畝には、色んな植物が混じっていて、最初は雑草かと驚きました。しかし、お話を聞くと、それぞれの草には働きがあるとのことでした。アブラムシよけのもの、土のなかの線虫を少なくするもの、ハチを呼び寄せて虫を退治してもらうなど。
少しでも農薬を使わず、少しでも美味しい野菜をつくろうと、工夫を積み重ねているとのお話でした。
作業の終わりには取れたてのトマトとキュウリをいただきました。新鮮な野菜の美味しさに、目から鱗が落ちる体験でした。
もう一つの驚きの出会いは、畑の直ぐ近くの畳屋さんです。実は昨年の研修旅行「国東半島の農業の今と歴史を訪ねて」で訪れた松原さんからの七島青畳が、こ の加藤畳屋さんに届いたばかりだった。お話をうかがってみると、加藤兄弟と松原さんは実は、畳を通じて大変懇意の間柄だった。縁を深く感じる出会いでし た。加藤畳屋さんも練コレに指定されている名刺入れを制作しており、江古田ミツバチプロジェクトも練コレに指定されているお菓子の原料を提供していること にも、つながりを思いました。
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いただいた採れたてのトマトを食べて、ほっぺたにトマトが! -
皆で立てたトマトのポールに苗を固定していく作業 -
ポールを互いにしっかりと結び合わせる作業
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キュウリの畝のなかに多様な草を植えて、病害虫を防ぎ、無農薬栽培 -
農園までの道筋にある加藤畳店で丸イ草から畳製造の工程の説明、そして日本文化における畳の歴史と意義についてお話を聞く -
松原さんから昭和時代40年代のかつての器具を使って二つに裂く作業を体験指導 -
収穫されたばかりの七島青畳の原料