リベラルアーツ&サイエンス教育ブログ

2012.04.25
- 野外実習/実験
自然と緑と生命を、大切に!(池田 愼)
紹介する演習は、新カリキュラムの3年生の後期に開講される人間・環境ゼミナールAで、旧カリキュラムの学生にとっては自然科学演習Iに対応します。いずれの場合も、副専攻の「環境・自然系分野」の指定された科目にもなっています。自然科学を担当している3人の専任教員で行なわれますが、実際は3人の専門が異なるため、別々に演習が行なわれる場合が多いようです。もちろん、各学科の卒論準備演習や卒論演習等とは別にこの履修が必要なので、しっかりした目的 意識と意欲を持ってこの演習に臨むことが求められます。この演習は、3年生の後期に配当されております。4年生に人間・環境ゼミナールB/自然科学演習Ⅱ、人間・環境ゼミナールC/自然科学演習Ⅲが配当されており、必ずセットで登録・履修しなければ、卒論にま で到達しないようです。
ゼミブログに寄稿するのは2回目なので、今回は私自身の卒論に対する考え方を少し述べたいと思います。実は、今ま で、環境・自然系分野に関連した卒論を選ぶ学生はあまり多くはいませんでした。この演習では、学生それぞれが自然科学の分野と人間、社会、経済等との接点 で、卒論の書き方を学ぶ場合を目標にしています。私の数少ない例としては、宇宙開発に対する世界各国の軍事開発との比較を試みた例がありました。いろいろ な点で示唆に富み、非常に興味深く読ませて頂きました。このように、卒論のテーマが、いろいろな資料や文献等を分析して、自分なりにまとめるだけでも良いと思います。私が北海道大学に在学中の卒論は、太陽から流れ出すプラズマ流、つまり太陽風についてのまとめでした。その理由は、当時北海道大学では宇宙科学の専門の先生がおらず、文献調査と総合報告で良かったからでした。その中で、将来の宇宙科学研究に対する希望を述べました。あまり知識の無い学生にとって、オリジナルな卒論を期待するのは難しいと思いますが、やはりしっかり調査しているのなら、学生の意欲を重視しても良いのではと思っております。感謝!!
ゼミブログに寄稿するのは2回目なので、今回は私自身の卒論に対する考え方を少し述べたいと思います。実は、今ま で、環境・自然系分野に関連した卒論を選ぶ学生はあまり多くはいませんでした。この演習では、学生それぞれが自然科学の分野と人間、社会、経済等との接点 で、卒論の書き方を学ぶ場合を目標にしています。私の数少ない例としては、宇宙開発に対する世界各国の軍事開発との比較を試みた例がありました。いろいろ な点で示唆に富み、非常に興味深く読ませて頂きました。このように、卒論のテーマが、いろいろな資料や文献等を分析して、自分なりにまとめるだけでも良いと思います。私が北海道大学に在学中の卒論は、太陽から流れ出すプラズマ流、つまり太陽風についてのまとめでした。その理由は、当時北海道大学では宇宙科学の専門の先生がおらず、文献調査と総合報告で良かったからでした。その中で、将来の宇宙科学研究に対する希望を述べました。あまり知識の無い学生にとって、オリジナルな卒論を期待するのは難しいと思いますが、やはりしっかり調査しているのなら、学生の意欲を重視しても良いのではと思っております。感謝!!

ところで、最近、武蔵大学のカリキュラムが変わり、実践科目が重視されるようになりました。環境・自然系分野では、実験、観察、観測、実習等が積極的に行われるようになりました。例えば、同じ観測・観察をしたとしても、武蔵大学構内での初めての観測・観察ならば、その報告はオリジナル(独創的)な報告になり、卒論にも繋がると思います。つまり実験、観察、観測、実習等も、この演習では重視したいと思います。厳しい履修条件ではありま すが、自然や環境、生命に好奇心と興味をもって、この演習を履修することを望みます。