リベラルアーツ&サイエンス教育ブログ

2011.08.30
- 国東農業研修
2011年農業研修
この研修旅行は、武蔵大学学生生活課主催の活動です。大分県国東市武蔵町を訪ねて農業研修を行っています。なぜそんな遠くの土地を訪れるのかと不思議に思 うかもしれません。実は、武蔵町と武蔵大学との交流は、1992年から開始され2012年には20年も継続されてきているのです。
時代ごとに交流内容は異なっていますが、学生たちにとってはかけがえのないフィールドワークの機会となっています。今のスタイルは、前半は武蔵町で農業実地研修、後半は重要文化的景観「田染荘小崎の農村景観」の地を訪れ日本の歴史を稲作から考える研修です。
以下は、2011年度研修の参加学生レポートから引用です。多くの学びが率直に伝わってくる文章なのですが、スペースがあまりないので、少しにとどめざるを得ないのが残念です。
『農業研修は五日間であったが、初めて見聞させていただけたことがたくさんあり、メモが手放せなかった。農業や食文化、伝統産業などに触れ、行かなければ 気づかなかった問題などたくさんあり、貴重な経験をすることが出来た。私自身初めての大学での研修で、一歩踏み出すきっかけにもなった。今まで自ら進んで 何事にも参加することを、最初はためらってしまっていたが、実際に行って体験して感じることが出来ることは、とても大切だと実感した。研修前に「百聞は一見にしかず」と書いたが、それが実感出来た旅だった。これを機に、大学での時間を活用し、さらに学び関心を深め自ら行動することをしていきたい。研修に関 わってくださった方々に感謝したいです。本当にありがとうございました。』
『今回の研修では人間の基本である食べることについて農業を体験したり、自分で食べ物を作ったりして、豊かな自然にたくさん触れ、歴史的なものや、信仰的 なものをたくさん見て感じるなど、数多くの貴重な経験をすることができた。東京ではなかなか経験できないことを経験できて、生きる力が少し湧いてきたよう な気がする。研修前に話を聞いて国東半島はいいところなのだろうなと漠然と思っていたが、実際に行ってみてみたら想像よりもずっと魅力的なところで、何度も足を運んでみたいと思った。』
時代ごとに交流内容は異なっていますが、学生たちにとってはかけがえのないフィールドワークの機会となっています。今のスタイルは、前半は武蔵町で農業実地研修、後半は重要文化的景観「田染荘小崎の農村景観」の地を訪れ日本の歴史を稲作から考える研修です。
以下は、2011年度研修の参加学生レポートから引用です。多くの学びが率直に伝わってくる文章なのですが、スペースがあまりないので、少しにとどめざるを得ないのが残念です。
『農業研修は五日間であったが、初めて見聞させていただけたことがたくさんあり、メモが手放せなかった。農業や食文化、伝統産業などに触れ、行かなければ 気づかなかった問題などたくさんあり、貴重な経験をすることが出来た。私自身初めての大学での研修で、一歩踏み出すきっかけにもなった。今まで自ら進んで 何事にも参加することを、最初はためらってしまっていたが、実際に行って体験して感じることが出来ることは、とても大切だと実感した。研修前に「百聞は一見にしかず」と書いたが、それが実感出来た旅だった。これを機に、大学での時間を活用し、さらに学び関心を深め自ら行動することをしていきたい。研修に関 わってくださった方々に感謝したいです。本当にありがとうございました。』
『今回の研修では人間の基本である食べることについて農業を体験したり、自分で食べ物を作ったりして、豊かな自然にたくさん触れ、歴史的なものや、信仰的 なものをたくさん見て感じるなど、数多くの貴重な経験をすることができた。東京ではなかなか経験できないことを経験できて、生きる力が少し湧いてきたよう な気がする。研修前に話を聞いて国東半島はいいところなのだろうなと漠然と思っていたが、実際に行ってみてみたら想像よりもずっと魅力的なところで、何度も足を運んでみたいと思った。』
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重要文化的景観「田染荘小崎の農村景観」の棚田 -
ネギの調整作業とは、時には採取から一週間近くもたってしまう販売期間内の見た目を整えるため外葉を剥いで元気のよい葉を一本か一本半に整える作業 -
大分といえば鶏のから揚げ、その美味しさに満足しながら、骨なしから揚げ、軟骨、そして砂肝を味わう -
牛の凍結精子が保存されている液体窒素のタンク前で人工繁殖法の説明 -
収穫したブドウの重さと品質を調整してパックする作業 -
それぞれが記念の品をもって、研修を指導してくださっている長廣さんご夫妻と記念写真
以下の文章は、最近では毎年研修を引率している丸橋の報告書のはじめにの一部です。長い引用ですが、活動の様子を知る手がかりにしてください。
『大分空港へ現地集合し、から揚げ花ちゃんへ直行、国東の食文化に触れ、研修モードへ切り換えました。この研修では、美味しい食を楽しむことも隠された目 的です。農業は食べ物素材を生産することですが、素材の料理法はそれぞれの地方の文化表現の一つです。地域で伝統的に栽培されている食材、滋味豊な素材、 海の幸など、それぞれをどのように料理するのかということを体験させていただくのが食文化体験のプログラムです。昨年度から長廣さんの提案と皆様のご協力 で加えられたものです。かつての農村では、こどもたちも家事の中で欠かせない働きをしていました。その一つがうどん作りで、忙しい親たちからの言いつけで 準備をしなければ遊びには行けなかったとのことです。うどん粉用の麦は自家製であり、うどんに必要な一年分の麦を裏作で作るのが普通だったということも知 ることができました。』
『大分空港へ現地集合し、から揚げ花ちゃんへ直行、国東の食文化に触れ、研修モードへ切り換えました。この研修では、美味しい食を楽しむことも隠された目 的です。農業は食べ物素材を生産することですが、素材の料理法はそれぞれの地方の文化表現の一つです。地域で伝統的に栽培されている食材、滋味豊な素材、 海の幸など、それぞれをどのように料理するのかということを体験させていただくのが食文化体験のプログラムです。昨年度から長廣さんの提案と皆様のご協力 で加えられたものです。かつての農村では、こどもたちも家事の中で欠かせない働きをしていました。その一つがうどん作りで、忙しい親たちからの言いつけで 準備をしなければ遊びには行けなかったとのことです。うどん粉用の麦は自家製であり、うどんに必要な一年分の麦を裏作で作るのが普通だったということも知 ることができました。』