教職課程活動ブログ

2025.09.19

教職課程小菅村合宿2025  2025.8.27~29                     ~小菅村について知り、村の方々と語り合いました~ (第1日目)

ブログ投稿者:教職課程

 2025827()29()、山梨県北都留郡小菅村で学生・教職員13名が参加し、教職課程合宿を実施しました。昨年度は、台風接近のため急遽中止となったため、2年ぶりの合宿となりました。

「教育の原点に触れる」「教育・共生・人生を語る」「自然の中で自分を解き放つ」をテーマに掲げ、小菅村の方々、役場の方々、村立小・中学校のご協力をいただきながら、学びの多い3日間を過ごすことができました。

今回は、“小菅村を知る”ことにフォーカスした合宿初日の様子を紹介します。

 第1日目の午後に行われたレクチャーでは、NPO法人多摩川源流大学のスタッフの方から小菅村の概要と歴史について説明を受けました。小菅村の人口は、昭和30年の2244人をピークに、現在では621人まで減少しています。高齢化率は46%に達しており、その現状は日本の将来を映すモデルケースであると学びました。さらに、村の面積の95%を占める森林は「東京都水源林」として管理されており、水質を守るため、早い段階から下水道整備をはじめとする源流の村ならではの取組みが進められてきました。2014年に松姫トンネルが開通したことで交通事情は大きく改善し、その影響の大きさは、その後(27日夜)の村の方々との交流を通じても実感することができました。このレクチャーを通じ、小菅村についての理解を深めた上で、続く活動に臨むことができました。(4年Mさん) 
  第1日目の夕食後に行われた第2回ミーティングについての報告です。民宿の広間をお借りし、2グループに分かれて小菅村出身の方々と対話をしました。印象的だったのは、村のなかでずっと過ごしてきた方と、進学と同時に村外へ出たことのある方との話や価値観の違いです。村の外に出る必要性を感じないというお話や、村の外に出たからこそ小菅村の良さに改めて気づくことができたという考えがとても興味深かったです。特に前者ですが、地元から外に出る「旅」が人生を豊かにすると考えている私にとってはフレッシュな視点でした。いろいろな場所に行くからこそ学びがあると考えていましたが、その学びが一つの場所の中で完結できることもあるんだ、必ずしも外に出ることが大きな変化に繋がると考えることは絶対的ではないのだなと感じました。このミーティング以外の時間でも、村で出逢った方々の人生の多様な色を感じとることができ、とっても嬉しかったです!(2年Mさん)