教職課程活動ブログ

2025.07.10

2025.6.28 「令和7年度春 教育実習3・4年合同報告会」を実施しました

ブログ投稿者:教職課程

2025628日、真夏並みの暑さの中、武蔵大学8号館では、「教育に向き合う」という共通点を持った学生たちにより、外の気温に負けない一層「あつい」報告会が行われていました。

今回の報告会では、各教科(国語、外国語、中学社会、高校社会)1名ずつに加えて、教科外活動について1名、計5名の方の発表がありました。実習での経験や学び、アドバイスなどを具体的なエピソードを交えて発表してくれました。4年生は、教育実習を終えた代表者の発表を聴くことで、学びを振り返る機会に、3年生をはじめとする実習未実施者は、これから臨む心構えとなる非常に良い機会となったことでしょう。

発表は、1人10分の持ち時間で行われ、短い時間でもより多くのことを伝えようと一生懸命工夫をし、それぞれの経験を自分の言葉で表現しようとしてくれる様子がとても印象的でした。実際に実習を経験したからこそ紡がれる言葉たちは、迫力と臨場感があり、沢山悩み、考えたからこそ得られたもののように感じられました。

全員が共通して、実習を受け容れてくれた学校へ、そして生徒たちへ「感謝」を述べていて、教育実習がいろいろな方々の協力のもと成り立っていることを再認識することができました。時にはユーモアを交え会場全体にも笑いが起き、3年生たちも発表を楽しみながらしっかりと学びを吸収している様子でした。発表者の堂々とした姿から、実習での経験が自分自身を成長させる充実したものであったことが感じられました。

発表後には質疑応答の時間が設けられ、実習を真剣に考えているからこそ出てくる質問の数々がありました。すべてをここに記すことできないのですが、その質疑場面がいかに「あつい」ものであったかを感じさせるような名言を少しご紹介したいと思います。

「教える時は、主語を教師ではなく、『生徒』に置くこと/最も重要なのは、生徒をいかに楽しませるか、理解させるか」

「生徒は『味方』であると思う気持ち」

「生徒に話を聞かせるのではなく、いかに参加させるか」

「実習中、自分にかけてくれた言葉は、自分を成長させるために言ってくれているんだと思う」

教壇に立つ経験をした彼らは、生徒のことを一番に考える立派な教師であったことを感じさせる柔軟な教訓を教えてくれました。

 

報告会後には、各教科で集まり、それぞれの交流会が行われました。さらに深堀りをしたり、教科ごとに異なる授業づくりでの経験や指導法など、より細かく確認できる機会になりました。